日々あんだら
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| 2004年12月07日(火) |
小さなようで大きな違い。 |
今日は出張。特急で1時間、乗り換え待ち30分、そこから乗り換えて鈍行で20分。 ちょうどお昼前の出発だったので、コンビニでお茶とサンドイッチを買う。レジの横に肉まんがあって、「おいしい時期になってきたなぁ」と思いながらそれも追加する。
するとレジのおばさんが「からしお付けしますか?」 「はい、お願いします」答えて会計を済まして電車に乗った。
この6月まで関東で暮らしてたわけなんだけど、もちろん関東と関西ではいろんな習慣の違いがあって、その内の一つにこれがある。
コンビニの肉まんにからしを付けるかどうか。
これが小さいように見えてなかなか大きな問題なのだ。
時は4年半前にさかのぼる。 生まれて初めて関東に進出した僕は、所沢にある会社の寮での生活を始めていた。 ある休日、近所のコンビニにお昼ご飯を買いに行った僕は、今日と同じように肉まんを追加した。 そして言った。
「あ、からしも付けてもらえますか?」
その時の店員の反応は西日本で23年間過ごして来た僕にとって予想だにしていなかったものだった。
「…は?」
まるですし屋でウエディングケーキを注文した時のような反応。(大袈裟)
「え、いや、だから…からしを付けてもらえます?」 「か…からし、ですか?」 「ええ…ダメですか…?」(弱気) 「ええっと、おでんに付けるからししかありませんが…」
当たり前や、誰が肉まんに荒挽きマスタードや七味唐辛子なんかつけるねん。
「ええ、それで結構です」
袋に恐る恐るからしを入れる店員さんだった。
初めはあの店員さんだけがそういう習慣が無いだけかと思っていたのである。 しかし、その後行くコンビニ行くコンビニ、同じような反応が返って来るのである。 関東で暮らし始めて一冬越える頃、僕は1つの結論に達した。
関東ではコンビニの肉まんにはからしを付けないに違いない。(そのまんま)
しかし横浜中華街のお店に入って飲茶すると肉まんにからしが付いて来るんですけど。 なんでだろ?(笑)
大阪に帰って来て、「からしお付けしますか?」と普通に言われるのが心地よい。 肉まんは結構好きだし、からし無しの肉まんはわさび無しのお鮨みたいなものだと個人的に思っているので、 買うたびにいちいち気を遣うのが嫌なのだ。
毎回「…は?」とか言われて「おでんのからしで結構ですので付けていただけませんか?」…って、 なんで客のおれが気を遣って恐る恐る言わなあかんねんっ!!
肉まんにからしを付ける習慣があるかどうかは小さいように見えてなかなか大きな問題なのだ。
ちなみに引っ越す直前には寮の近所のコンビニでは黙っててもからしを付けてくれるようになっていた。 「からし付けて」って言って「は?」と聞き返してくる店員はモグリだったのだ。←常連かよっ!!
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