ピコとチロの部屋

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2006年10月31日(火) 『私は癌です』と貴方は言えますか。

お身内ではなくて、お友達に”私は癌です”と告げられますか?

A子から電話がありました。彼女は”お話があるんだけれど・・”とよばれて
お向かいのお家、B子宅に、招かれたそうです。
そこで、B子から”胃癌だと病院から言われたので・・”と、聞かされたそうです。
B子は8月にお母さまを亡くされて、いました。
お家でぼんやり過ごしてる自分を働く事で、忘れようとしたようです。
B子は”働くからには健康診断を・・・”と考えて病院で受けた検査で
みつかったそうです。

 「健康診断で見つかったのだから、初期だと思える。大丈夫よ」
 「そうでしょう?私もB子にそんなに、言ったのよ」とA子
二人とも涙で一杯になったそうです。
 「A子はB子の気持ちになって、涙がでたのよ。A子の人柄がわかるねぇ・・・」
すると”こんな話を聞かされるのは重たすぎる”と彼女は言いました。

『重い病名を人さまに告げれる人』の気持ちを考えていました。
淋しかったのでしょうか。A子を信頼してたのでしょう。
そこでは、告げてる方のお気持ちをどのように、察してあげられるか、
告げられた方には、戸惑いと困惑がありそうです。

このお話を聞きながら、昨年、”二度も癌です”と告げられてた私は
その時、誰にも話す事が出来ませんでした。(こちらの日記)
診断結果がおりて大丈夫だと言われてから、会話のついでの時に話しました。
それを、覚えてた、A子から”あの時、話さなかったよね”と聞かれました。
 ”私には話せる勇気がなかったから・・”
と答えましたが、A子から電話でB子の事を聞きながら、いろいろと
言葉を捜しながら、答えている、自分自身がそこにはいました。
命に関係するお話は、つらいですね。悲しくなります。


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