磐越道で事故を起こした北越高校と、バスを手配した蒲原鉄道のそれぞれの主張が食い違っている。オレはきっと北越高校が嘘を言ってるんだろうと思っているが、その根底にあるのは「部活動にはゼニがかかる」という事実である。
部活動で試合をするときには必ず遠征する費用がかかるわけで、大人数なら貸し切りバスを手配することもあるだろう。野球の強豪校とかは自前でマイクロバスを持っていて部顧問や監督が運転する場合もあるだろう。その場合は白ナンバーのバスだが営業ではなく学校教育の一環としてやってるわけである。レンタカーを借りてそれを運転してくれる人に「寸志」程度の謝礼を払うという方式がおそらく北越高校では常態化していたんだろうとオレは思っている。それによってかなりゼニを節約できていたことは間違いない。そしてこれまでは事故を起こすこともなかったわけである。
部活動にかかるゼニは誰が負担するのか。野球の強豪校なら学校の宣伝になることでもあり学校がかなり支援しているだろう。部員の親の負担もかなりあると思われる。野球の場合は保護者がとにかく大変だという話はよく聞く。しかしそうしてお世話をした子たちがいずれはプロ野球選手になったりするわけで、リターンがあるからこそ頑張れるとも言えるのである。
部活動に使用する用品が高価な場合もある。吹奏楽などは楽器がかなり高いわけだが、すべての生徒がそうした楽器を買える裕福な家庭だとは限らない。葉加瀬太郎のように団地住まいの子でバイオリンがとても上手だったという事例は他にもあるだろう。そうした場合に学校が楽器を用意できるのだろうか。
ゼニがある学校は高額報酬で優秀な指導者を呼ぶことができるし、それによってさらにチームを強くすることも可能になるだろう。ゼニのあるところが有利なのは昔も今も変わらないのである。
公立高校はゼニの面で私立高校よりも不利である。それをどうやってカバーするのか。どんな方法で努力してゼニの不利を跳ね返すのか。ゼニだけでは決まらないということを世間にアピールできるのか。甲子園に出てくるのはゼニのある私立高校だけではなく、地方の公立高校で部員が頑張ってるところが必ず入っている。そういう高校ほど地元も応援する。しかし、強くなるためにはきっとゼニはかかっているはずだ。それをもっと国や自治体が支援できるような仕組みが作られて欲しいのである。コスパ重視で安全をケチるようなことは論外である。今回の磐越道の事故、ドライバーはその直前にも事故を起こしまくりだったようで、そんな下手くそにどうして頼んだのかという問題である。
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