| 2025年12月08日(月) |
オレは切符派だ! |
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オレは久々にクルマではなく電車で出かけた。最寄り駅の近くのコインパーキング(一日500円)に駐めて、大阪メトロに乗り込んだのである。大阪メトロはわざわざ切符を買わなくてもクレカ決済できるので、オレは最近はクレカでタッチ決済している。少しタイムラグはあるが、自動改札機が反応して音が鳴ると承認されたということである。降りるときはちゃんと引き落とされた料金が表示される。
オレが乗った大阪メトロ御堂筋線は7:58に淀屋橋に到着する。淀屋橋から乗り換える京阪特急は8:05発である。十分余裕のある乗り換えだと思ったが、オレは乗り換えに一番便利なように先頭車両に乗り、エスカレーターではなく階段を駆け上がり、そして切符を買うための券売機を探した。
以前に自動券売機が何台もあった場所に行くと、そこには定期券購入専用の機械が並んでいて通常の切符の券売機がない。もっと先まで歩いてみたが券売機はない。そこで駅構内の見取り図を確認して、切符が買える機械が一台あることを確認してそこでやっと七条までの490円の切符をゲットした。それで改札を通ろうとすると今度は通れない。どの改札機もICカード専用なのである。切符の入れるところはどこだろうかと歩き回って探した結果、なんとエレベーター専用の改札のところに設置されていた。
エレベーターを悠長に待っているなんて・・・と思ったが他に入れるところがあるのか走り回るのも面倒だ。それにもう時間がない。それでオレはエレベーターの前で待ったのだがなかなか来ない。そしてオレの前には駅員に介助された視覚障害の方が立っておられた。駅員がゆっくりと誘導するのをオレは諦めて後ろで待った。エレベーターがホーム階に着いたときにはもう特急列車はホームを出てしまっていて、結局オレは8:05発の出町柳行き特急に乗ることができずに、8:08発の快速急行に乗車したのである。空いていた快速急行でオレは迷わず優先席に座り、そのままのんびりと移動することとなったのである。京阪電車は停まりすぎである。
もしもオレがICOCAなどの決済手段を持っていれば、そんなに焦ることもなくIC専用の改札から入場して快適なシートに身を委ねていたわけで、つくづく自身が切符派であることを呪った。オレもICOCA派になるしかないのか。
京都からの帰りにはJRを使った。混雑する京都駅から運良く新快速で座れたオレの手にはまたしても切符があった。京都駅から大阪駅までの580円の切符である。さて、大阪駅で地下鉄御堂筋線に乗り換える最短距離である御堂筋南口の改札でオレは呆然としたのである。なんとそこに並ぶ自動改札機はすべてICカード専用だったのだ。オレは人波に逆らって切符で出られる改札を探して、50メートルほど戻ってからやっと見つけて出ることができたのである。なんと不便なことだろうか。
オレのような守旧派、いわゆる切符派の人間はこうして交通システムからどんどん排除されているのだ。おまえも早くICOCAを使えという無言のプレッシャーがオレにのしかかるのである。
移動手段がクルマがメインであるオレのような人間でさえも、ICOCAくらい持つのが都会で暮らす人間の常識だろうとオレは突きつけられたのである。今回のことはオレにとって衝撃だった。
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