江草 乗の言いたい放題
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2013年11月23日(土) 猪瀬知事の5000万円        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレは猪瀬知事がうらやましい。5000万円を無利子、無担保で融資してくれる人がいるからだ。それは猪瀬知事の人徳であり、なかなか一般人はこういうわけにはいかない。オレはこうして暴言日記を書いているが、読者の中に「ご意見に賛同しましたので政治活動に自由にお使いください」とポンと大金を差し出してくれるような奇特な方はもちろんいない。せいぜい日記に貼り付けたリンク経由で楽天市場で買い物してくださるくらいである。もちろんそれもオレにとってはとってもありがたいことなんだが、猪瀬知事の5000万円と比べればやはり大きな開きがある。

 猪瀬知事に5000万円出すことで、徳田毅議員は何を企んでいたのだろうか。少なくともこのゼニが、表に出せないなんらかの密約に絡むものであり、あわてて返却したことから考えて正当なものではないということは明らかである。

 読売新聞の記事を引用しよう。

猪瀬知事苦しい弁明、巨額借入「意識弱かった」
 「すぐに返すつもりだった」。猪瀬直樹・東京都知事(67)は22日、定例記者会見で医療法人グループ「徳洲会」から受けた5000万円の資金提供について苦しい弁明を繰り返した。
 巨額の借入金は無担保、無利息で、借用書を書いただけ。会見ではいつも強気な知事も、この日は防戦一方。圧倒的な支持を集めて当選した人気知事に持ち上がった徳洲会との不透明な関係に、都庁内からは戸惑いの声が上がった。
 ◆自覚なかった
 「徳田毅議員です」。記者会見では、5000万円を誰から受け取ったのかについて、繰り返し質問を受けた。猪瀬知事は当初、「直接ご本人にお確かめください」などとかわしていたが、何度も問い詰められると、徳田毅衆院議員(42)(鹿児島2区)から衆院議員会館で直接受け取ったことを認めた。
 猪瀬知事によると、昨年11月29日の知事選告示前に5000万円を直接現金で受け取り、帯封が付いたままの状態で妻名義の貸金庫に預けた。返却したのは今年9月。借りた時と同じ、帯封が付いたままの状態だったという。
 猪瀬知事は、知事選の資産報告書にこの5000万円を記載しておらず、22日に報告書を訂正。資産報告書に記載しない行為は都条例違反にあたるが、「(借りた)当時はまだ知事ではなく、現在ほど自覚がなかった」と言葉を濁し、「政治家として意識が弱かった」と反省の言葉も漏らした。
 資金提供の見返りに、徳洲会側に便宜を図ったのではという質問も相次いだが、猪瀬知事は「100%ない」と言い切った。しかし、なぜ資金を借りたかについて追及されると、「申し出を断れば、失礼だろうと思った」と歯切れの悪い説明に終始。返却が遅れたことについても「早く返そうと思っていたが、五輪の招致活動が……」などと釈明した。
 記者会見は1時間10分に及んだ。質問に対して、いつもは即答する猪瀬知事も、この日は慎重に言葉を選びながら返答することが多く、強気な姿勢は影を潜めた。
(2013年11月22日22時53分 読売新聞)


 苦しい言い逃れだが、おそらく徳洲会のことが問題にならなかったらそのままフトコロに入れて知らんぷりだったのだろう。そんなこと誰もがわかっている。政治家というお仕事はこういう意味不明なゼニがもらえる職業であり、そのゼニを断ることが失礼に当たる世界なのだ。

 そのゼニが問題になったときの言いわけもまた共通である。

「もらったままの状態で金庫に入れた」
「返したから問題ない」


 いや、そういうものじゃない。もらった時点でアウトなのだ。

 西鉄ライオンズのエースだった池永正明投手は、八百長を持ちかけられて一方的にゼニを押しつけられ、プロ野球界を永久追放されてしまう。オレはこの事件自体、どこかの球団の陰謀のような気がしてならない。追放された選手の所属球団を見てそう思うのである。ただ言えるのは、ゼニをもらってしまった時点でアウトである。暴力団関係者などから資金提供を受けたとウワサされたのにその後も野球を続けられたのは桑田真澄くらいじゃないのか。

 猪瀬知事はこの5000万円受領だけで辞職に至ってもおかしくないとオレは思っている。東京都知事という利権の元締めに供与された現金がなんらかの意味があることはいうまでもなく、それが存在したというだけで都民に対して申し開きのできない罪である。もしもこの受領を認めるならば、政治家の賄賂の問題は今後すべてスルーしなければならなくなる。そんなことが認められるわけがないだろう。

 我々は政治というモノは汚いものだと誰もが思っている。しかし、それは「たぶん裏でゼニが動いてるだろう」「たぶん何か秘密があるんだろう」程度のものであり、その多くは在任中にはバレないで終わる。ではバレなかったからOKなのか。そういう問題ではないだろう。

 誰もがやってる行為であってもバレたらその時点で責任を取らないといけないのだ。クルマを運転していて速度違反があったのをパトカーに捕捉されれば反則金や罰金を払わないといけない。オレはふだんの運転で制限速度を守るように走ってるつもりだが、もしもパトカーや白バイに速度超過を指摘されればそれが誤認でない限りあきらめて赤や青の切符をもらうだろう。

 徳田毅議員から5000万円もらっていたことが明るみに出れば知事を辞めないといけない。それが世の中のルールである。田中角栄が総理大臣を辞めた金額が5億円であり、猪瀬知事が5000万円受領発覚と引き換えに都知事を辞任すると考えれば妥当な金額かと思うのである。

 猪瀬知事、あんたは東京五輪誘致を成功させた。それで十分じゃないか。あとのことは誰かに託せばいい。バレてしまったものは仕方がない。もうあきらめるしかないじゃないか。往生際を悪くして印象を悪くするよりも、ここはいさぎよく勇退して有終の美を飾ればいい。都知事のイスなんて誰かにくれてやれよ。オレはそう思うのである。いずれまた参議院議員にでもしてもらえるじゃないか。

 在任中に食肉業界のドンとつながり、さらにシャープから賄賂をもらって便宜をはかったあのオバハンも今や自民党の参議院議員である。オレがこの日記でその悪を追求してもマスコミは全く動かなかったのである。彼女の悪事を書いてるのはネット上にある記事だけだ。

 正義とは何か。悪とは何か。そんな理想を追求したところでしょせん日本のマスコミは政治権力を恐れて当たり障りのないことしか書かないし、正義なんてネット上の理想でしかない。もしかしたらオレにだって何らかの圧力があって日記を閉鎖させられるかも知れない。今は中国からやってくるウイルス入りのメール攻撃くらいだが、いつかもっと恐ろしい攻撃があるかも知れない。オレのクルマに爆弾が仕掛けられてふっとばされるかも知れない。そんな重要人物と思われればそれはそれで名誉なことだが。

 ただオレはまだ自分の理想をあきらめていないからこうして日記を書いているのだし、自分の書くことで何かを伝えることができると信じている往生際の悪い人間なんだが。


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