江草 乗の言いたい放題
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2010年07月27日(火) 氷河(ぼったくり)特急は今日も走るよ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレは1988年にスイスを旅行している。その時にはマッターホルンを望むツェルマットにも行ったのだが、残念ながら氷河特急には乗車していない。なぜか。それはあまりにも料金が高かったからである。スイスの登山鉄道はユーレイルパスの適用外のものが多いために追加料金が必要だった。それだけでもオレのような貧乏旅行者にとっては敬遠したくなるわけで、昔から氷河特急は高嶺の花だったのである。

 その氷河(ぼったくり)特急はさらに進化を遂げた。2006年にはツェルマット−サンモリッツ間の列車が新型車両「プレミアム」に置き換えられ、全車が空調完備のパノラマカー化となり、日本語を含む6ヶ国語で説明が聞けるヘッドフォンなどが装備されたのである。予約した乗客には各座席に食事を運ぶサービスも開始された。「特急」と言いながら表定速度は時速30キロ台で、のろのろと走りながら優雅に景色を楽しむ列車なのである。勾配区間も多く、車両が傾いてもテーブルから落ちないようにと斜めになったワイングラスがこの区間を走る食堂車では用いられていて記念品として人気があるという。とにかく日本人のゼニのある観光客には大人気の路線だったのだ。

 その氷河特急が脱線事故を起こして死者も出た。日本人の観光客を満載して走っていたために、事故の死傷者ももちろん日本人だった。暑さのために線路が歪んでいたなどの事故原因が推測されたわけだが、結局詳しい原因は究明されないままに運転再開となった。いつまでも運休していれば莫大な利益を取り逃すことになる。安全よりも利益を優先したのである。

 事故原因に関する朝日新聞の記事を引用しよう。

「線路がゆがんでいた」運転士、スイス事故聴取で証言 2010年7月27日1時16分
 【ブリッグ(スイス南部)=稲田信司】スイス南部バレー州で起きた「氷河特急」の脱線事故で、事故原因の調査を担う連邦政府の公共交通事故調査局(SEA)の責任者バルター・コベルト氏は26日、運転士が地元警察との合同の事情聴取に対して「線路がゆがんでいるのが見えたが、何もできなかった」と答えていることを明らかにした。
 コベルト氏は事故現場から車で30分ほど離れた所にある車庫で、事故車両を前に記者会見した。運転士の話について同氏は「線路は脱線事故でゆがんでおり、事故前に異常があったかの検証はできない」と説明した。横転した二つの車両の車輪に異常がなかったとも述べた。事故原因に関する暫定的な調査結果を早ければ29日にも公表する考えも明らかにしたが、調査報告書がまとまるまでには数週間かかるとの見通しを示した。
 また、同氏は事故での入院者は13人となり、重傷の7人を含めた全員が快方に向かっていると語った。


 もしもこの運転士の証言のように線路に原因があったのならば、同様の事故はまた起きる可能性があるので安易に運転再開すべきではないだろう。しかし、この記事にもあるように調査報告書がまとまるまでの数週間運休すれば、観光客のもっとも多い夏の時期に稼げないということになってしまうわけで、そうなると莫大な損失なのである。おそらく大量の予約がすでに入っていて、氷河特急の座席指定券も前売りでかなり売れているという状況下ではそれをすべて払い戻すというわけにもいかず、運行再開という道を選んだのである。

 速度が出すぎていてカーブを曲がりきれずに脱線した・・・などという事故ではない。低速走行中に脱線事故は発生した。しかし車両は横転して大破した。どうしてそんな大惨事になったのか、オレは不思議に思うのだ。おそらく今回の事故で被害を受けた方々の家族も方たちも同様のことを思い、原因究明を望んでいるはずだ。しかし、鉄道側には原因究明よりもはるかに大事な使命が存在した。それはじゃんじゃんゼニを稼ぐことだった。そんな氷河特急は今日も走るのである。大勢の日本人観光客を満載しながら。

 そして乗客の日本人は思うのである。

「早く運行再開してくれてよかったね」
「もしも停まっていたら旅行が台無しだね」


 原因が解明されない以上、同様の事故が起きれば自分たちも被害に遭うという可能性があるのに。そんなことを微塵も感じずに無邪気に旅行者たちは今日もスイスをゆくのである。高額のぼったくり料金を払いながら。一等車でこの氷河特急に全区間乗車した場合の運賃+座席指定券は日本円に換算して23500円だ。円高の今でさえこうなのだから、貧乏旅行中のオレが乗れなかったのも当然なのである。


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