江草 乗の言いたい放題
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2010年01月05日(火) 中国の原発は本当に大丈夫なのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 中国といえば今や世界一の公害大国である。工場の排水垂れ流しで川は汚れ、大気汚染もひどい。もともとモラルが低い上に拝金主義がはびこってるから近隣住民に健康被害が出ても平気である。しかも党幹部が工場の経営者になってたりして、住民が抗議をしても取り合ってもらえず、裁判も不公正な中で多くの被害者が泣き寝入りさせられてるという現状である。中国の大気汚染のために日本海側の森林は酸性雨の被害がかなり発生している。これからもっと被害は拡大するだろう。

 中国の製鉄所や発電所は排煙を浄化する設備を日本の技術協力で装備していても、効率やコストを上げるために使用せず、検査のあるときだけしか稼働させないという話である。いかにも中国らしいやり方だ。おそらく大気汚染は想像以上のものだろう。かつての日本の教訓が全く活かされていないのである。しかも社会保障なんて概念はあの国には存在しないわけで、窮乏した民の生活は大変なものだろう。

 そんな中国で、もしも事故が起きればはるかに危険な原発の開発がどんどん進んでるのである。産経新聞の記事を引用しよう。

中国で原発建設ラッシュ 安全性を心配する声も 2010.1.4 22:11
 【北京=矢板明夫】中国各地で原子力発電所の建設ラッシュが始まっている。中国では現在、稼働中の原発が11基あり、24基が建設中だが、2020年までにさらに100基以上を建設する計画もあるという。近年の急速な経済発展にともなう国内エネルギー需要の急増と、二酸化炭素排出量削減への国際社会からの圧力などが背景にあるが、入札をめぐる贈収賄事件も多発しており、手抜き工事や人材不足などを理由に安全性を懸念する声も出ている。
 昨年12月21日、北京の人民大会堂で、中国の国有企業、広東核電集団とフランス電力公社(EDF)の共同出資による台山原子力発電所(広東省台山)の起工式が行われた。出力175万キロワットの原発2基を14年までに稼働させる予定で、総資本約167億元(約2200億円)は、外国と共同出資による原発プラントとしては最大規模。フランスが持つ最新技術の採用が中国側の最大の狙いだといわれる。
 広東核電集団は1994年に設立され、広東省周辺を中心に事業を展開し、2つの稼働原発のほかに建設中の原発5つを抱え、さらには内陸部の湖北省などで複数の原発を新設する計画があると報じられている。
 中国政府は2007年に策定した原発整備計画で、20年までに発電量4000万キロワットを目指すとしていたが、09年春に7000万キロワットに目標を上方修正した。しかしその後、内陸部における公共投資拡大路線の中で、原発の新設計画が次々と提出され、建設ペースはすでに目標を超えたもようだ。「今後10年は毎年10基の勢いで原発を建設し、(発電量は)1億キロワットに達する可能性も出てきた」(政府関係者)という。
 しかし、原発の安全性を懸念する声は少なくない。建設計画の多くは人口密度の高い地方都市の近郊に予定されており、08年5月に起きた四川省大地震の震源地から約300キロと近い南充市にも原発の整備計画があり、放射能漏れ事故が懸念されている。技術者育成も建設ラッシュに追いつかず、運用や管理の面での人材不足も指摘されている。
 さらに、建設に絡む汚職の拡大も危ぐされる。中国最大の国有原発関連企業、中国核工業集団のトップ、康日新総経理は今年夏、原発建設の入札に絡み、18億元(約230億円)の贈収賄事件に巻き込まれ、逮捕された。
 投資資金が巨大のうえに専門性が高い原発建設は、汚職の温床となり、これまでにもたびたび責任者が摘発されてきた。インターネットの掲示板などでは、これらの汚職事件が、原発の安全に及ぼす影響を心配する声があがっている。


 汚職事件の温床にもなっているこれら原発建設で手抜き工事が行われればどうなるのか。耐震性が低い原発が建設され、地震で破壊されるなんてことがあれば大惨事になることは確実である。しかも中国は秘密主義の国である。情報が公開されないことが事故隠しにつながることは確実だ。

 ただ、そのような懸念を持ってるからと言って、中国に「おまえの国の貧弱な能力で原発を作るな」とも言えない。内政干渉することはできないからである。せめて工事を受注するのが東芝や三菱重工なら少しは安心できるのだが、フランスの技術で建設するらしい。フランスから送られてきた再処理後の核燃料が不良品だらけだったという事件が以前にあったが、フランスが安全性を本国並みに考えてるような気はしない。ただ、大事故が起きればそれは世界の破滅につながるのだ。

 チェルノブイリの事故が起きたとき、放射能汚染は欧州の広い地域に広がった。もしも中国の原発が事故を起こせば、放射性物質は偏西風に乗って日本に押し寄せる。大きな被害が日本で発生する可能性も高いのである。その時に中国が補償に応じるとは思えない。日本が今受けている酸性雨の被害に対してもオレはきっちりと賠償請求を起こすべきだと思っている。そうした前例を作っておかないと、中国は絶対に原発事故の補償なんかしてくれないぞ。

 今、オレの車には黄砂がべったりと付着して汚れまくっている。せっかく洗車しても雨と共に黄砂が降ればたちまちどろんこだ。この黄砂はみんな中国のせいである。中国が国内の砂漠化を放置していて緑化などの対策をしないことが原因なのだ。中国で緑化活動をしている日本人もいるが、砂漠化の進行を食い止めるには至っていない。この黄砂の襲来に関してもオレは中国政府に賠償請求すべきだと思っている。黄砂のせいで洗車しないといけないことを思えばやはり莫大な迷惑料を請求するべきだ。

 オレの要求は間違ってるだろうか。もしも中国の立場と日本の立場が逆で日本が中国の西側に位置する国であれば、中国は堂々と酸性雨の被害補償を日本に請求しただろう。黄砂の被害も同様にゼニをせびる道具に使ってきただろう。だから我が国は先にきちっと外交交渉の中で「おまえの国のせいで迷惑を被っている!」ということを示さないとダメなのである。そうでないと原発事故という本当の悲劇が起きたときに、中国はきっと知らんぷりを決め込むだろう。日本は常に中国が世界一の無責任国家であることを前提にして付き合わないといけないのである。


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