江草 乗の言いたい放題
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2010年01月02日(土) 我が国はどんな国を目指すのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 政権交代から4ヶ月経った。当初は高かった支持率もどんどん下がってきた。化けの皮が剥がれたとも、期待ばかりが先行したせいだとも言われるが、オレがもっとも新政権に期待していたのは、国家100年の計を示せるかということだった。そんな気配は微塵も感じさせないし、おそらくこれからもそんな考えは出てこないだろう。100年後には今生きてる人はほとんど入れ替わってるわけで、そんな先のことなど誰も考えられないわけだ。もしかしたら100年後には日本という国家は存在しないかも知れないし、もしかしたら地球上の文明がすべてが消滅しているかも知れない。そんな先のことなどどうでもいいというのが普通の感覚だろう。

 2005年から日本の人口が減少期に入った。2009年の人口動態調査では死亡数が出生数を7万5000上回ったということだが、もっとみんなが意識しなければいけないことは出生数が106万9000人しかなかったということである。平均寿命が80として、この出生数のままこれから経過するとしても日本の人口は約8500万人にしかならず、今よりも30%以上減少することになる。少なくとも公共事業はこれから人口がどんどん減っていくということを前提にしないといけないのだ。それなのに山を削ってニュータウンを建設するなんて狂気の沙汰であることがよくわかるだろう。もしかしたらそのニュータウンというのは中国や東南アジアからの移民を受け入れるためのものなのかも知れないが。

 失われる30%を移民や外国人で補うのか、それとも人口減によるゆとりある社会を目指すのか、少なくとも政府にはそのいずれかを示してもらいたいのである。そして選挙の時は自分たちの政党がこのどちらの立場なのかを明白にしてもらいたいのだ。

 鳩山政権が「子ども手当」を導入したことは間違いではないとオレは思う。少なくとも今よりも子どもを増やしたいという意図は伝わってくる。しかし、なぜ出生数が減ってしまったのかということがわかってるのか。昨日の日記にも書いたが、中味の伴わない高学歴化は晩婚化につながるだけではなく、教育費のコスト増による少子化にもつながってるのである。だから今の少子化を招いたのは国家の教育政策の誤りでもあるのだ。高卒でも正社員としてちゃんと就職できて安定した生活設計ができれば、20代前半でもどんどん結婚しただろう。低家賃の公営住宅が豊富にあれば夫婦共働きする必要はなく、どちらか一方の収入だけで生活できただろう。住宅ローンという重荷を背負わせ、国民に過重な労働を強いる必要などなかったのだ。

 教育費にゼニがかかるから子どもの数を増やせないだけではない。誰でも入学できるFランク大学は貧しい層にとっては搾取の装置として機能している。入学試験の偏差値の高い大学ほど親の収入水準が高いということは、裏返せばFランク大学には貧しい階層の子弟が集まってることになる。家庭の事情で授業料が払えなくなって中退する学生も多い。大学名は公表されていないが奨学金の返済を滞納する学生はどちらかというとそうしたFランク大学に多いという。Fランク大学に行けば周囲には無気力な若者の群れがあり、そこでますます勉学や勤労への意欲は失われてニートへの道に向かう。しかし能力とは無関係に彼らは「大学卒」なのである。ここ数年に新設された大学はほとんどがFランク大学である。そんなに入学定員を増やしてどうするのか。まさか文部科学省のお役人どもがアジアの若者がみんな日本の大学を目指すと希望的観測を持っていたのではないと思うが。

 なりふり構わずに人口増を目指すのか、人口減少を必然的流れとして受け入れるのか、少なくともこのいずれの方向性を持つのかを次の参議院選挙では示してもらいたいのである。オレが民主・自民両党の党首に対して答えてもらいたいのはこの一点だ。

 18年後、大学・短大の入学定員が今のままであるならそれこそ大学・短大への進学率は7割を超えてしまうことになる。今よりもますます高学歴化が進行するわけだが、果たして国民のレベルはその高学歴にふさわしくなってるだろうか。出版業界全体の売り上げが減少し、みんなが本を読まなくなってしまったのはなぜか。大学生がきちんと本を読まず、論文やレポートはネットで集めたコピペだらけとなり、そうして課題を提出することに注意を受けた学生は「えっ?なんでダメなんですか」とムクれるという。大学で教える友人は「今の大学生は信じられないほどに基本的なことを知らない」とあきれている。大学の設置をどんどん認可するのなら、その一方でダメな大学を廃校にする仕組みをなぜ用意しなかったのか。オレが今興味があるのはFランク大学の潜入調査である。そこでどんな低レベルの講義が行われ、学生の何%が爆睡していて、何%がメールを打ち、何%が講義中にDSやPSPで遊んでるのか、それをオレは実態調査したいのである。もっともこんなオッサンが変装して潜入してもすぐにバレるだろう。

 これからどんどん日本の人口が減少していくわけだが、まずそれは人口の偏在という形で現れている。すでに過疎の集落が高齢者ばかりになり、その高齢者が死ねば無住の地になっていくという現象は日本中の田舎で起きているわけだが、どうして田舎は放棄されたのだろうか。家賃の高い都会で生活保護を受けて毎日パチンコ三昧の人たちがいる一方で、田舎には住む人もなく放棄されいてる多くの家がある。勤労意欲を無くしてパチンコ三昧になった連中が心を入れ替え真人間になって働くことはまず期待できない。だったらせめてタダで住める田舎に行かせて、社会がそうしたごくつぶしに対して支払うコストを減らすしかないのではないか。

 少なくとも東京都区内で生活保護を受給させるという無駄は排除すべきだとオレは思うのである。働いていないのに通勤の必要のない人たちがどうしてそんなに高コストなところで暮らしているのか。一人当たりの生活保護費の水準を半分に下げる代わりに受給資格のハードルを下げる、つまり今の予算で倍の人数の面倒を見るか、受給者は今の人数そのままでもみんな田舎に行かせて保護費としてかかるコストを半減させるか、いずれかの方向を目指すべきだとオレは思うのである。人口の偏在の解消だ。

 事業仕分けで目先のことをあれこれといじるのではなく、20年先に日本はどうなってるのか。50年先に日本はどんな国を目指すのか。そんな国家のグランドデザインを示せる政党があるのか。オレが知りたいのはそこなのだ。
 今から20年後、オレが老人になった時に日本はどんな国になっているのだろうか。その時に若者は未来の日本に夢を描くことができているだろうか。鳩山首相は「コンクリートではなく人に投資する」と語った。その方向は間違ってはいないと思う。しかしそれを支えるはずの教育に関して何のビジョンも示せていないじゃないか。やる気のある生徒にもない生徒にも一律にゼニををバラまくだけの高校無償化は何一つ効果がないとオレは断言する。社会にこんなに若年失業者があふれているのなら、そしてその多くが高学歴なのなら、どうして大胆に小学校や中学校の教員を増やさないのか。リストラされた高齢者をどうして職業教育の場で活用しないのか。子ども手当に2兆7000億も使うのなら、そのゼニで50万人の雇用を生み出す方がはるかにマシである。


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