江草 乗の言いたい放題
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2009年12月23日(水) 女子中学生の上履きを盗んだのは誰か?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 世の中には女性ではなくてその身につけたモノに対して異常な興味を示す変態がいる。いわゆる「○○フェチ」という人種である。昔ブルセラショップというものが存在し、そこでは女子高生の写真付きで使用済みのパンティなどが販売されていて、変態たちがそれを高価で購入するために女子高生が売りに来るという不思議な市場が形成されていたのである。安物のパンティを買ってはしばらくはいて、それから商品として売るというのが女子高生の小遣い稼ぎになっていたのだ。商品となるものは何でも売れるという資本主義社会ならではの現象だったと言えるだろう。性の商品化は文明の基盤であると岸田秀先生も著書の中で書いておられるわけで、ブルセラショップの存在は日本が性の先進国である一つの表れだったのかも知れない。

 さて、「パンティ好き」の次に多そうなのは「ブルマ好き」である。なぜブルマなのかというとやはりそれがパンティ同様に微妙な部分に関係するからだろう。しかし残念なことに日本中の学校からブルマはどんどん駆逐されつつある。オレはブルマが好きだ。それは変態的な興味からではなくて、それが女性の美しさを強調するからだと思っている。以前にオレはそのことを 「ブルマに関する一考察」という日記で書いたことがある。世の中の変態はブルマそのものが好きなのだが、オレはブルマによって美しくなる女性が好きなのである。昔観た「がんばっていきまっしょい」という映画の中の田中麗奈のブルマ姿はオレの宝物である。女性の脚線美をもっとも美しく表現できるのがブルマである。

 それ以外に想像できるのは「スクール水着フェチ」である。この3つ、つまり「パンティ」「ブルマ」「スクール水着」を3大フェチと呼ぶらしい。世の中にはそういう変態さんたち存在するのである。

 しかし、今回の変態はパンティでもブルマでもなかった。京都新聞のサイトの記事を引用しよう。

女子生徒のみ上履き74人分盗難 京田辺・田辺中、目的分からず
 21日午前8時10分ごろ、京田辺市興戸北鉾立の田辺中で、げた箱から上履きがなくなっているのを生徒が見つけた。学校が調べたところ、1〜3年の女子生徒の上履き74人分がなくなっており、田辺署に被害届を出した。同署は窃盗事件として調べている。
 田辺中によると、被害にあったのは校舎の入り口に設置された2カ所のげた箱。全生徒544人が使用する上履きの中から、まばらに抜き取られていた。げた箱には生徒名は記されていないが、女子生徒の上履きには赤色のラインが入っており、女子生徒だけが被害にあっていた。19日夕方まで異常はなかったという。山下芳一教頭(52)は「職員室の空き巣被害は耳にするが、こんなことは初めてで困惑している。何の目的で盗んだのか分からず、気持ち悪い」と話している。


 「何の目的で盗んだかわからず」とある。しかし、変態さんがこういうものを盗む目的はただ一つである。そんなこともわからないのかとオレは思うのだ。オレには上履きに鼻を近づけてクンクンしつつ興奮している変態野郎の姿が目に浮かぶ。そういうことのために盗んだのである。だからその変態野郎の部屋には上履きが大量に存在するはずだ。おそらくその上履きフェチの男(そんな女はいないだろう)はこれまでも目立たないように少しずつ盗んでいたに違いない。上履きフェチといのはかなりマニアックだが、決してないとはいえないような気がする。ただ、そのような嗜好を持つ人間の数はさほど多くないわけで、犯人を絞り込むのもさほど難しくないような気がする。上履きがなくなった事件の起きた学校をピックアップしていって、その現場の中心部付近に犯人の住居がある可能性が高いからだ。

 74人分の上履きはけっこうかさばる。クルマででもないと運べないだろう。背負って運ぶには相当な量である。誰にも目撃されなかったのは不思議だが、夜陰に紛れて犯行が行われたのだろう。部屋中に上履きを散乱させて狂喜してる犯人の部屋に警官が踏み込んで逮捕する場面をオレはついつい想像してしまうのである。

 今回の事件を記事にするにあたってオレが観ていた京都新聞のサイトにはもう一件、意味不明の事件が掲載されていた。火傷をされた被害者の方には申し訳ないのだが、こっちもまたマニアックな事件である。いったい犯人の意図は何なのか?

サンタ姿で会社襲い放火 埼玉・熊谷、社長が重傷
 21日午後6時40分ごろ、埼玉県熊谷市佐谷田、ビル清掃会社「サンアイ」事務所にサンタクロースの衣装を着た男が侵入、社長の新井正一さん(61)に催涙スプレーを吹き付けて顔を殴り、床にガソリンか灯油のような液体をまき火を付けて逃走した。
 県警熊谷署によると、鉄筋コンクリート3階建てのうち、サンアイが入居する2、3階部分の計約98平方メートルを焼き、新井さんは肋骨骨折、両脚やけどの重傷を負った。同署は放火と傷害の疑いで男の行方を追っている。
 同署によると、男は50歳ぐらい、身長160〜170センチの小太りで眼鏡を着用。上着やズボン、帽子や靴がサンタクロースの衣装だったという。新井さんは「男に面識はない」としている。
 事件当時、新井さんは1人で仕事中。男は無言で侵入、新井さんともみ合いになった後、ライターで火を付けたという。(共同通信)


 変装するためにわざわざサンタ姿になったのは、この時期ならサンタが一番目立たないと思った犯人の知恵である。もしもその格好で逃走していても少しも不審に思われないだろうし、そういう仮装の便利な点は「サンタ」という属性以外の情報がほとんど忘れられてしまうことである。しかし犯行そのものは相当に悪質だ。一つ間違うと殺人につながりかねない。今回の事件は「放火殺人未遂」としかオレには思えないからだ。強盗ではなくて怨恨関係という気がするので犯人はすぐにつかまるだろう。関係者をあたっていけばいいからである。もしかしたら解雇された男が逆恨みで犯行に及んだのかも知れないとオレは思っている。

 年末年始、いったいどんな変な事件がこれから起きるのだろう。不景気を反映してコンビニ強盗などが増えているというが、ゼニ目当ての犯行ならどうかゼニだけを持って行って人を傷つけないで欲しいということである。そんな事件に巻き込まれて命を落とすなんてばかばかしいし、たかがゼニのために殺されるなんてこともまたあまりにも馬鹿馬鹿しいのである。


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