江草 乗の言いたい放題
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2009年10月18日(日) 安すぎるジーンズは問題なのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 先日、オレはジャスコで880円のジーンズを購入した。それをときどきはいてるのだが全く問題はない。サイズも豊富に選べたし、股下寸法もいくつも用意されていたので、裾上げしてもらう必要もなく、880円に追加料金は発生しなかった。せっかく880円で買っても裾上げに300円とかだったら安い意味がないからだ。しかし、こうした激安品のせいで業界は大打撃を受けているらしい。

ジーンズの価格破壊にメーカー悲鳴 2009.10.17 22:31
このニュースのトピックス:流通
 ジーンズ業界が、総合スーパーなどによる激安品の相次ぐ発売に悲鳴を上げている。低価格志向を強める消費者が飛びつき、顧客離れが加速しているためだ。ジーンズメーカーや、ジーンズを主力商品とする衣料品販売会社は、軒並み業績を悪化させている。
 「リーバイス」ブランドを展開するリーバイ・ストラウス・ジャパンが今月発表した平成21年11月期決算の第3四半期までの累計は、売上高が前年同期比19・7%減の約132億円と大きく落ち込んだ。
 カジュアル衣料販売大手のジーンズメイトも先月、平成22年2月期の連結営業損益見通しを従来予想の2000万円の黒字から3億9000万円の赤字に下方修正した。ジーンズメイトの福井三紀夫社長は「激安品に顧客を食われた」と肩を落とす。
 深刻な販売不振を受け、事業縮小の動きも出ている。国内メーカー大手のボブソン(岡山市)は月内にも、「ボブソン」ブランドを企業再生会社に譲渡し、子供服の製造販売に事業を絞る。影響は素材分野にも及び、クラボウはデニム生地の糸を生産する岡山工場を6月末に閉鎖した。
 ジーンズの“価格破壊”を最初に仕掛けたのは、カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングだ。3月に、傘下のユニクロ姉妹店「ジーユー」から990円のプライベートブランド(PB、自主企画)商品を発売した。これに、イオンなど総合スーパー各社が追随し、今月14日には、ディスカウント販売大手のドン・キホーテも最安値となる690円のPB商品を売り出した。
 各社とも大半の商品の製造を人件費の安い中国企業に委託しており、国内メーカーはほとんど恩恵を受けていない。激安品への対抗策として、ジーンズメイトは自らPB商品の発売を検討しているが、価格競争に巻き込まれる懸念はぬぐえない。若者のジーンズ離れもあり、「(販売回復の)特効薬が見当たらない」(福井社長)と、専業メーカーは苦悩を深めている


 安売りされるジーンズは中国で生産されるため、国内メーカーの売り上げには全く関係がない。そのおかげでジーンズメーカーが軒並み減益や赤字転落の危機を迎えているのだという。こういうときに「安いものを買ってる」自分もその危機の片棒を担いでるわけで大きなことは言えないのだが、ただ一本4000円も5000円もする高すぎるのもどうかと思っていたのである。売れない理由は激安品の存在だけではないはずだ。最近の若者はジーンズをはかないからではないだろうか。だったら老人やオッサンに売ればいいとオレは思うのである。

 オレがジャスコでトップバリューの880円ジーンズを買ったとき、それを買った理由は値段の安さもさることながらサイズの豊富さも大きかった。自分にぴったりのものがそこに存在するというのは大きいのである。ただ、サイズこそ豊富だが色や形のバリエーションはほとんどない。同じようなものを大量に生産するから安く売れるのである。だったらそれと同じ戦略では意味がないわけで、逆に「トップバリューの安物とは違う!」を売り物にできるような商品を出せばいいと思うのである。
 
 ユニクロの店頭にはさまざまな色のカラージーンズが並んでいた。赤やオレンジというのはなかなかオシャレだと思う。(ただそんなのをオッサンのオレがはいても笑われるだけだが。20年前なら買ったかも知れない。)それはもちろん激安品ではない。一本3000円くらいの通常価格である。その程度の価格なら十分に利益が出るのだろう。

 ファッションは流行に左右される。まだ痛んでなくて着られるものであっても世間から「ダサい」と評価されればたちまちタンスの肥やしとなってしまう。だったらライバルの安売りジーンズをみんながダサイと思うようなイメージ戦略を打てばいいのである。安売り店だけが問題ではなく、新たな需要を作り出せなかったから業績不振になるのだ。どうすれば売れるのか、みんなに着てもらえるのか、そんなことをもっと考えないといけないのである。

 この激安戦争はどこまで続くのか。安く買えるのでオレにとっては嬉しい限りだが、きっとメーカーの方々はコスト削減のために血の出るような努力を重ねているはずである。それを思うと、ケチらずにもっと高いモノを買ってやらないといけなかったかなという気もするのである。


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