江草 乗の言いたい放題
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2009年03月31日(火) ブログで暴言を書くということ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 21世紀枠で春の選抜高校野球に出場した宮城県の利府高校の選手が、自分の携帯ブログで対戦相手の掛川西の選手のことを「変な顔のやつばっか・笑」「昭和くさい」などと貶していたことが問題になってる。暴言の中味だが、変な顔というのはまだわかるとして、「昭和くさい」とはどういう意味だろうか。昭和生まれのオッサンみたいな顔をしてるという意味なんだろうか。オレも昭和生まれなんだが、平成のへなちょこ野郎よりも昭和生まれの方がかっこいいのである。まあそんなことはおいといて、日頃ブログで暴言ばかり書いているオレにとって、今回の事件はなかなか興味深いできごとであった。それで今日はブログの暴言はどこまで許されるのかという問題に関して述べてみたい。以下の記事はスポーツナビからの引用である。

センバツ球児、ネットで相手侮辱=利府高、高野連が厳重注意
 選抜高校野球大会に出場している利府高校(宮城県利府町、菊地茂樹校長)の部員が、自身のインターネットのブログに1回戦で対戦した掛川西高校(静岡)をばかにする書き込みをし、読んだ人から苦情が寄せられていたことが30日分かった。利府高は29日に日本高校野球連盟に事情を説明。日本高野連は厳重注意処分とした。31日の準々決勝、早稲田実業高校(東京)戦には予定通り出場する。
 菊地校長によると、部員同士の対話を目的としたブログに23日、部員1人が掛川西高について「変な顔のやつばっか、笑 昭和くさい」などと書いた。部員は2日後に削除したが、1回戦のあった27日に苦情が来たという。利府高はブログを閉鎖し、掛川西高側に謝罪した。
 利府高は昨秋の地方大会の成績や文武両道などの要素を評価され、21世紀枠で選ばれて甲子園初出場を果たした。
 

 もしも利府高校の選手の暴言がベンチ内で発せられたものだったらどうだろう。 「カントク、むこうの選手の顔、ちっともイケてないですね!」などと話して、それを聞いたカントクが「ばかもん、顔じゃなくて野球で勝て!」と一喝してから笑い飛ばしてそれで終了だっただろう。その程度の一瞬のやりとりで終わってしまうようなことであっても、それが公開の場でブログという形で文字に残ってしまった以上、書かれた内容が一人歩きすることは仕方がない。それはブログというものの性質を理解していなかった愚かさゆえの過ちである。利府高校の選手は今回の事件のことに関して深く反省し、掛川西の選手にきちっと心からお詫びすべきだろう。

 インターネットが世界に開かれている以上、オレの暴言日記の読者は世界中にいる。よく中国やアメリカの悪口を書くので中国やアメリカからのアクセスも多い。中国から送られてくる謎のウイルス付きメールも無数にある。

 ただ、暴言を書くときにオレが心がけていることは、特定の犯罪者やゲス野郎を罵倒する時以外は、できるだけ個人を罵倒しないということである。相手を特定せずに対象を曖昧にしてしまうのだ。たとえばここで「男はみんな変態だ!」と書いても、日本中の男がオレに向かって「オレは変態じゃないぞ、暴言を取り消せ!」と抗議してくることはまずない。ところがここで「東京都葛飾区に住む男は変態だ」などと書いてしまうと、葛飾区長から直々の抗議文が届くかも知れない。それは根拠のない誹謗中傷になってしまうから出ある。

 今回の事件、書き手が利府高校の野球部員であることがもしもわからなかったとすれば、つまりただの高校球児の匿名ブログならばさして問題になることもなかっただろう。特定されたことが何よりも大きいのである。特定されたからこそ、そこに書かれたプロフィールに「趣味:AV鑑賞とたまに飲酒」などとあることが大問題なのである。誰のものであるか特定さえされなかったらそれこそ「趣味:覚せい剤の注射」と書いてあっても高野連はどうしようもなかったのである。

 オレはここでかなり過激な暴言ブログを書いている。いちおうオレは江草乗という筆名で書いているわけだが、オレのスタンスはあくまで反権力、反アメリカ、反中国、反悪しき平等思想、反自民党政権、反イナカモンドリームである。罵倒する相手がそうした巨大なものである場合は、その内容がかなり過激であっても許されるとオレは考えている。オレがここでアメリカの悪口を書いたから突如NYダウが暴落するとかドルが下がるとかいうことはありえないわけである。書いたところでたいした影響力がないことは空しいことかも知れないが、だからこそ安心して書けるのである。

 あと、オレが自分に禁じてるのが、誰かのブログの内容を話題にして「こんなアホなことを書いてるヤツがいる」という類のものである。オレの内容を勝手にぱくってる盗作ブログを罵倒したことはあるが、オレと違った意見を述べているブログがあっても意見は人それぞれだから全く気にしない。そんなことにいちいち腹を立てても仕方がないのである。中にはオレの日記の内容を引用して「こんなアホもいる!」と書いてる方もいるが、オレはわざとアホなことを書いてるのである。世の中には洒落の通じないバカもいるのだなとオレは脱力しつつ読むだけである。

 オレの日記に付けているメールフォームには毎日のように感想や抗議のメールが来る。その比率は感想や激励が7に対して抗議が3くらいである。内容から考えてもっと抗議が多くても不思議ではないのだが。できるだけ返信するようにしているがメアドが間違っていて戻ってくるものもあるし、中には chinko@manko.comなどとありえないようなふざけたメアドを書いてあるのもあって返信しようがない。 「氏ね」などの一言メールも多い。 「おまえのような教師が日本をダメにしてるのだ!」と書かれたこともあるが、オレがそんなに影響力のある教師であるのならそれは一種の褒め言葉だろうと感謝して受け取ることにしている。

 暴言というのはひとつの言語遊戯であるとオレは思う。いかに読み手をうならせ、インパクトがあるコトバを対象にぶつけることができるかどうか、それが暴言の神髄である。昔オレがパソコン通信というムラ社会で遊んでいた頃、オレはよく罵倒相手に対して「おまえのようなクソ野郎は100回死にやがれ!」と罵倒した。もちろん人は1回しか死ねないわけでそんなことは現実には不可能なのだが、そのニフティサーブというムラ社会の中では、「100回死ね」というのが江草乗の決めゼリフとして認知されていたのでさして問題視されることはなかった。それは力道山の空手チョップやジャイアント馬場の16文キックみたいなものだったのである。公開の場で書いている今なら、同様の発言は「死ねとはなんという暴言だ!」と問題視されるだろう。だからオレはこの「死ね」という罵倒文句は死刑になるのがふさわしい悪党にしか使わないし、よほどのことがない限り使わないでおこうとふだんは封印してるのである。

 オレは今書いている暴言をもっと磨いてその技を高めて、いつか暴言の世界の頂点を極めたいと大それたことを思っている。「こいつ、なんてむちゃことを言うんだ!」と読者があきれながらも共感してくれる、そんな愛のある暴言を目指したいのである。それは限りなく困難なことかも知れない。かつてニフティサーブの掲示板で多くの罵倒合戦を戦い抜いて罵倒王の称号を得たオレが、日々日記を更新しつつ胸に秘めているのはそんなふざけたことなのである。そういうわけで読者のみなさん、今日もこのくだらない文章を読んでくださってありがとうございます。m(_ _)m

 そんなオレの確信犯的な暴言に比べれば、今回問題にされてる利府高校の暴言は本当につまらない情けない低レベルである。おそらく書いていた選手は、仲間内の交換日記程度の感覚だったんだろう。外部の者が見ていることなどちっとも考えなかったのだろう。それは暴言の内容云々の問題ではなくて、インターネットや携帯電話を通じたコミュニケーションについての教育に不備があっただけのことである。便所の落書きのような内容を、便所ではない公開のところに書いてしまったという愚かさである。


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