江草 乗の言いたい放題
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2009年03月17日(火) スピード違反許可証を発行せよ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 あの007は殺人許可証を持っていたのだったっけ? 警察官が捜査のために、あるいは犯人検挙のために行うのならば、スピード違反も犯人の射殺もOKだとオレは思うのである。では医師が急患の患者のもとに向かうときはどうなのか。そんな時であってもちゃんと違反は検挙されると知ってオレは驚いたのである。そんなふうに杓子定規にあてはめていいのか。患者の命を救うことと、スピード違反を検挙すること、二つの価値を比べた場合患者の命を救うことの方がはるかに重いことではないかとオレは思うのである。そんなこともわかってないのが宮城県警である。読売新聞の記事を引用しよう。

スピード違反は急患でやむを得ず、医師が軽減措置求め提訴
 急患のために病院へ向かう途中、スピード違反をしたが、警察庁通達の軽減措置を受けられず免許を取り消されたとして、東北大病院の男性医師が県を相手取り、処分の取り消しを求める訴訟を、仙台地裁に起こした。
 警察庁の通達では、急患往診や傷病人搬送などやむを得ない事情があった場合、免許取り消し期間が1年から180日の免許停止に軽減されるとあり、医師は通達の適用を求めている。
 訴えでは、男性医師は2008年9月24日夕、担当する入院患者の病状が悪化し、応援に来ていた別の病院から戻る途中、仙台市青葉区で、制限速度40キロ・メートルを上回る96キロ・メートルで乗用車を運転。交通取り締まりを受け、累積が計15点となり、1年間の免許取り消し処分になった。
 医師は、通達の適用される事案で、1年間の免許取り消し処分は違法とし、応援診療も事実上出来なくなったとしている。
 宮城県警訟務室は「コメントは差し控えたい」としている。
(2009年3月17日00時37分 読売新聞)


「急患往診や傷病人搬送などやむを得ない事情があった場合、免許取り消し期間が1年から180日の免許停止に軽減される」というのはオレには納得できないのである。そうしたやむを得ない場合は、違反であっても杓子定規に検挙する必要はないだろう。「軽減」みたいな中途半端なものではなくて「検挙しない」でいいのじゃないか。

 もしもこの医師がその措置を不服として罰金の支払いを拒否し、裁判になった場合、そして担当してる入院患者の家族が事情を法廷で訴えた場合、まともな裁判官ならば「不起訴処分」という可能性もあるのではないか。

 オレは警察が何に重きを置き何を軽視するのか、それがよくわからない。CANONの会長の御手洗富士夫の家の前には交番があって、警察官が24時間態勢で警備しているという。近隣には治安の悪い地域もあってひったくりなどが多発しているのにそっちの交番は無人のことが多く、その分の人員はこの自分を特権階級と勘違いしたオッサンを守るために使われている。オレがクルマで時々通過する天王寺区の四天王寺東側の通りでは駐車違反のクルマを巧妙に盾にして速度違反の取り締まりを行っている。どうせ突き当たりのT字路でどんなクルマも速度を落とさないといけないのだが、その直前、つまりブレーキを踏む寸前で哀れなドライバーを引っかけるためだけに取り締まりをやってるのである。オレはそんな取り締まりをクソだと思ってる。こんな警察だから治安がますます悪くなるのである。

 ただでさえ救急医療の現場では医師が不足しているのだ。休みの時であっても患者の様態が急変したり急患があったらいつ呼び出されるかわからず、医師はのんびりできないのである。せっかくのデートの最中に突如呼び出されることもあるかも知れない。そのために彼女と気まずくなったとしても誰もその損失補填をしてくれないのである。それはあまりにもひどいとオレは思うのだ。

 そこでオレが提案するのが「スピード違反許可証」の発行である。救急医療に従事する医師が緊急の用務でクルマで移動する際は制限速度を守らなくてもよいという許可証を与えるのである。

 せっかくの許可証だ。いくら速度制限がなくなってもスピードのでないクルマなら意味がない。いつでも患者のもとに急行できるように許可証を与えられた医師にはフェラーリやポルシェに乗ることを勧める。いざというときは200キロ以上の速度ですっ飛ばせばいいのである。もちろんそのクルマは恋人とのデートにも役立つだろう。業務に必要だからということで購入費は控除の対象にしてやればいい。高収入の医師は節税のためにスーパーカーを買うことになるだろう。中にはこのスピード違反許可証を悪用する医師も出るかも知れない。しかし、どんなルールを作ってもズルをするヤツはいる。そのデメリットよりも、急患の患者が救われて救急医療を志す医師が増えるという大きなメリットを優先すべきである。

 かっこよくスーパーカーを乗り回し、クルマのフロントガラスには「スピード違反許可証」が貼ってあるお医者さんはみんなのあこがれとなり、努力して救急医を目指す人が増えることにつながるかも知れない。

 それにしても宮城県警の連中は融通の利かない馬鹿ばかりである。オレが医師の立場ならば、自分を検挙したクソ警官が急患で運ばれてもそのまま放置するかも知れないなあ。「これでおあいこだぜ!」おっと、そんなケツの穴の小さい人間ならダメだなあ。


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