江草 乗の言いたい放題
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2008年07月07日(月) イカサマサミットなどくそくらえ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 開催間近となったG8の洞爺湖サミット、地球温暖化対策や環境関連の議題が中心になるということだが、そんなことよりももっと先にやらなければならないことがあるだろう。温暖化がどうこうよりも、もっと先に問題にすべきなのは今、貧困にあえぐアフリカ諸国で多くの無辜の民が飢え死にする状況にまで追い込まれてることではないのか。原油高で代替エネルギーとしてバイオエタノールを生産するために穀物価格が上昇し、その結果食糧価格が高騰して食えなくなってる人が出ていることを、商品市場への投機によってゼニを稼いでいる先進国はどう考えてるのか。てめえらのゼニ儲けのために多くの民が餓死してるという現状に対して何も痛みを感じないのか。そうした状況に対して何もアクションを起こす気などないサミットなど、先進国によるただのイカサマの談合に過ぎない。こんなサミットはくそくらえである。

 なぜ穀物価格が上昇したら餓死しないといけないのか。アフリカの民たちが自分たちの食うものを自分で栽培させないようにしたのは誰か。アフリカの諸国が自国の農業で食えないように仕向けたのはいったい誰なのか。食糧自給率を低下させたのは誰か。彼らの伝統的な農業を奪い取り破壊し尽くし、先進国が消費する商品としての農業に特化させたことが、今の彼らの飢えを生み出しているのではないか。そのことに対して何の痛みも感じないのか。もしもオレが日本の代表ならば、そうした歴史的な経緯について大演説をするだろう。そして、今でも続く形を変えた植民地支配を強く糾弾するだろう。彼らが食えなくなったのはなぜか。そんな状況を作り出した側には責任はないのかと。

 日本の食糧自給率が低下したのは政府首脳がアホだからである。コメの自給率を高めるどころか減反を奨励して小麦を消費することを推奨し、まるで欧米の食文化の奴隷のごとくに国民をパン食や麺食に向かわせたのである。その思惑通りにコメの消費量は年々低下し、コメ以外を食う人間が増えた。マクドやケンタッキーなどという外資によってますます日本人の食文化は破壊された。なぜお茶漬けをメインに提供する外食チェーンがないのか。どうすればもっとコメを食わせられるのか。それをオレは訴えたいのである。

 サミットの意義は何か。G8のメンバーであることで、世界の枠組みを自分たちだけで勝手に決めていいという傲慢不遜な考えを持っていないか。出席しない、つまりそこで発言する機会を持てない多くの国の意見を広くすくい上げる意志はあるのか。地球温暖化による海面上昇で海に沈もうとしている南太平洋の国々は発言できるのか。

 化石燃料の消費を減らしたいのならば、それこそ大排気量の乗用車の生産を各国そろって禁止するくらいの思い切った政策が必要だろう。大人が5人乗るのに必要な排気量はどんなに多くても2000CCもあれば十分だ。それ以上の大排気量のガソリン食いのクルマを生産し、そして大量のCOを垂れ流しながらそうした車を乗り回すこと自体が地球環境に対する犯罪だ。それによって世界の自動車産業は壊滅的な打撃を受けるかも知れない。しかし、自動車産業を守ることよりも地球を守ることの方が優先されるべきテーマだろう。そんな基本的なことがわかってない連中が、既存の枠組みや利権を守るために談合しているというのがこのイカサマサミットの本質じゃないか。

 原油高を引き起こしてる投機資金の最大のものがアメリカの年金資金だそうじゃないか。株安で逃げ出したそうした巨額の資金は、はるかに市場規模の小さい商品市場に流入し、原油価格を現実離れした世界にまで運び去ってしまった。自分たちの老後の生活を守るべきための資金が、自分たちの生活を破壊してしまっているのだ。そんな自己矛盾を抱えたこの投機相場が終わるとき、今度はそのマネーはいったいどこに流れるのだろうか。

 高くなりすぎた原油価格のために、すでに先進国では自動車離れが起きているという。最近、朝の通勤時の渋滞が緩和されたような気がしていたのだが、どうやら実際に交通量が減少していたからのようだ。自動車離れが起きて、電車やバスのような公共交通機関に人々が回帰していけば、もしかしたら日本はCO排出量の削減に成功するかも知れない。人口減少と若者のクルマ離れが起きている日本ではすでにガソリンの消費量は減少傾向に入ってるはずだ。もしかしたら若者を貧しくした今の政策は、地球温暖化を食い止めるための深慮遠謀・・・・のわけはないが、結果としてそういう方向に進んでるのかも知れない。


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