江草 乗の言いたい放題
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2008年05月20日(火) ワシが消費税を上げるのじゃ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 日本で一番消費税を上げたがってる男は誰か?それはまぎれもなくあの便所野郎、CANON、いや経団連の御手洗会長である。調子に乗ってこんな発言をしてるのでちょっと引用したい。

「消費税、10%ではすまない」御手洗・経団連会長
 日本経団連の御手洗会長は19日の記者会見で、年金や医療、介護などの社会保障財源に消費税を充てる場合の見通しについて、「高齢化社会で社会保障費用が毎年1兆円ずつ増えている。2020年といった超長期になると(経団連が提言している)10%では済まないと思う」と述べ、将来は消費税が10%を上回る可能性が高いとの見通しを示した。
 経団連は07年に消費税を15年までに10%に引き上げるよう提言したが、14日に公表した社会保障制度改革の提言では消費税の具体的な引き上げ幅に言及していなかった。御手洗会長は「07年当時と経済状況は大きく変わった。消費税にはいろいろな考え方があり、そういう点を含めて議論していきたい」と述べ、今後、抜本的な検討作業を進める考えを示した。(2008年5月19日19時50分 読売新聞)


 さて、ここで御手洗会長は社会保障の財源が足りないから消費税を上げなければならないと主張してるわけだ。しかし、こいつは経団連の会長であり、とりあえずてめえら経団連の身内の大企業の金儲けの算段だけしておけばいいわけで、なんでこいつが年金や介護の問題に口出しするんだ。そんなこと大きなお世話だぜ。てめえは口出しせずにゼニだけ出していればいいんだ。

 経済界で消費税を上げたがってる双璧というのがこの便所野郎とトヨタの奥田なんだが、消費税を上げたらそれこそ消費マインドが落ち込んでモノが売れなくなって、こいつらだって困るだろうと思うけど実は全然困らないみたいなんだ。CANONなんて売り上げに占める国内の比率はわずかでほとんどが輸出、消費税、そんなの関係ねぇというわけなんだ。でも関係ないこともない。それは通称「輸出戻し税」と言われる消費税の還付制度があるからなんだ。

 これはどういうことかというと、たとえばある企業が原材料を10億円仕入れて5000万円の消費税を払い、20億円の製品を作り、その9割を輸出したとすると、販売時に受け取れる消費税は国内販売の2億円の5%である1000万しかない。この場合、仕入れ時に支払った消費税の90%にあたる4500万円が還付されるという仕組みなのだ。この制度の趣旨はあくまでも原材料仕入れ時に払った消費税のうちで、輸出向けの分に関しては非課税扱いにして控除してもらうために国から還付してもらうという仕組みである。そうでないと輸出企業が販売時に受け取ってもない消費税分を負担させられるということになるかららしい。

 2005年度、CANONの売上高は2.48兆円、そのうち輸出高が1.9兆円だ。還付額が837億、国内売り上げに対して支払うべき消費税が64億、差し引きで773億円をCANONは受け取っている。そこでオレが不思議に思うのはこの還付金の多さなのである。輸出金額の約4.4%もの還付金はなぜ発生するのか。

 この還付金というのは仕入れ時に払った消費税の中から輸出相当分を返してもらうという制度である。つまり仕入れ時に支払った消費税の総額を超えることは理論的にはありえないのである。もしもそんなことがあればこの制度の趣旨からはずれるからだ。そこでオレはその2005年度にCANONが一体どれくらいの仕入れをしているのか、つまり売上原価を 2005年度の決算報告書から探してみた。すると約1.5兆円、売上高の63%であるということがわかった。1.5兆円の仕入れに5%の消費税がかかるとすれば、その総額は750億円である。CANONの輸出比率は77.2%だから、579億円を返してもらえばいいということになる。ところが実際は837億円も返してもらっているのだ。数字が合わない。いったいどういうことなのだろうか。どこかにオレの気づかない数字が眠ってると言うことだろうか。オレは決算書のいろんな項目を読んだのだがどうもわからない。

 そのときオレははたと思い当たったのである。CANONと言えば偽装請負、偽装請負といえばCANONと言われるくらい有名だったことを。偽装請負の場合、派遣会社に支払う費用にはきっと消費税が含まれているはずである。その消費税が、おそらく原材料の仕入れ時に掛かった消費税以外にかかっていて、それを合計すれば837億を超えるのではないだろうかと。こんなむちゃくちゃなことを書くと、企業会計に詳しい方から「おまえはあほか!」と罵倒されそうなのでもうやめるが、でもCANONが受け取るこの戻し税はなんだかおかしいぞと思ったのである。詳しい方が素人のオレにもわかるように説明してくださるとありがたいのである。

 消費税が10%以上になるということは、CANONが受け取るゼニも倍以上になるということだ。社会福祉の財源がどうなろうと、教育や医療がどうなろうと全く関係がないはずの御手洗会長がなぜ消費税を必死で上げたがっているのか。オレはくだらない人間なのですぐに「ゲスの勘ぐり」をしてしまうのである。きっと消費税を上げれば、おまえたち大企業がものすごく得をする何かウラがあるんだろうと。

 御手洗会長、なぜCANONは仕入れ時に実際に払ったはずの消費税よりも戻し税の方が多くなるんですか?なんかそこにずるいカラクリは存在しないのですか?消費税が上がればその分CANONが不正に受け取る金額が増えるというその錬金術、いやオレの勘違いがどこにあるのかについて、ご教授賜りたいと思っております。

追記:今回参考にした輸出戻し税の金額はこのページにあった表を参考にしたのですが、実際の還付金の金額に関しては所轄税務署の資料ではもっと少ない数字が示されており、その場合は前提となる金額が変わってくる可能性があることをお詫びしておきます。そうなると日記のテーマの中心は、「なんでおまえが福祉のことに口出しするんだ?なんか意図があるんだろ?」という方向になるわけですが。


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