江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2008年02月23日(土) 大阪はたこ焼き日本一ではないのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

大阪のたこ焼きを愛する人はブログランキングの投票をよろしくお願いします。ランキング1位が目標です。


 大阪といえば粉モンの街であり、たこ焼きやお好み焼き、イカ焼きというのは大阪独自の文化であるとオレは思っていた。たこ焼き屋の数が一番多いのは大阪であると強く信じていた。しかし、そのオレの感覚を揺るがすような研究成果が発表されたのである。以下の記事は産経新聞のWEBサイトからの引用である。

コナモン・大阪は名前負け!? たこ焼きは徳島、お好み焼きが広島1位 2008.2.20 21:08
 大阪はコナモン、中でもたこ焼きとお好み焼きの街といわれるが本当か−。こんな疑問を確かめようと、大阪市北区に住む女子大生が調査した。人口10万人当たりのたこ焼きとお好み焼きの店数を、全国47都道府県について計算。当然、1位と予想してのことだったが、なんと結果は、たこ焼き4位、お好み焼きは7位だった。(中井美樹)
 調査したのは、夙川学院短期大家政学科の1回生、苦瓜(にがうり)景子さん(19)。「考現学」を専攻し、ゼミで「日常生活の?と!を考える」というテーマの論文に取り組むことになり、かねがね抱いてきた「大阪には本当にたこ焼きお好み焼きの店が多いのか?」との疑問を確かめることにした。
 タウンページのデータを元にしたインターネット電話帳で、都道府県別の「たこ焼き店」「お好み焼き店」の数を調べた。さらに、国勢調査の人口から10万人あたり店の件数を計算した。
 その結果、たこ焼きの1位は徳島県(人口約81万人)。県内に10万人当たり7・0店ある。2位が石川(約117万人)で6・3店、3位が大分(約120万人)の6・0店、そして大阪(約880万人)は5・9店で4位だった。
 一方お好み焼きの1位は広島で、10万人当たりの店舗数は60・9店。「広島焼き」が知られるだけに予想されたことだが、2位は、これまた徳島で35・6店、3位が兵庫が31・6店。大阪はトップ5にも入らず、23・9店で7位となった。
 生まれも育ちも大阪・キタの苦瓜さんは、この結果に驚いたという。特に大好きなたこ焼きについては、「近所にたこ焼き屋がたくさんあって、家にもたこ焼きの鉄板がある。親しんできたのでショック」。
 意外な結果について苦瓜さんは、「大阪はたこ焼きとお好み焼きの街とされているのはメディアの影響ではないか」と話す。「テレビやグルメ雑誌で繰り返し紹介されることで、大阪人自身もそう思いこむようになったのではないか」とも分析している。


 大阪のたこ焼きの屋の数が徳島よりも少なく全国4位という数字はオレにはとうてい信じがたいものであった。そんなはずがないのである。実地調査もしないでただインターネット電話帳だけで調べたこの調査に信憑性があるだろうか。絶対にこの調査結果は事実から大きくかけ離れてるはずだ。

 記事によれば、タウンページに掲載されている店の数というデータで比較した場合、大阪のたこ焼き屋さんの数は全国4位、人口10万人あたり5・9店だということである。1位の徳島県は7・0店だという。10万人あたり5・9店しかないというこの数字は大阪に住むオレには信じられない少なさである。たとえばオレの住む市は人口13万ほどだが、そこに存在するたこ焼き屋はオレの知るだけで20軒をこえる。きちっと調査すれば40軒くらいはあるだろう。試しにオレの家に近い数店をタウンページで調べたところどれも掲載されていないのである。大阪にはタウンページに掲載されていない零細たこ焼き屋が無数に存在するのだ。それらはこの研究を行った短大生の手抜き調査では全く反映されていないのである。

 この研究を行った苦瓜さんは「近所にたこ焼き屋がたくさんあって、家にもたこ焼きの鉄板がある。親しんできたのでショック」と語ったそうだが、なぜそこで近所にたくさんあるたこ焼き屋さんのタウンページ掲載率をきちっと調べなかったのか。一定の地域を抽出して、その地域のたこ焼き屋さんのタウンページ掲載率を計算し、それが20%ならば実際の店の数はタウンページの掲載数の5倍というふうに数字を調整しないといけなかったのではないか。
 
 ただ、お好み焼き屋の店舗数が人口10万人あたり60軒以上あるという広島の状況はどう考えても異常だ。多すぎる。オレの住む市にもそんなにたくさんのお好み焼き屋はない。もしもそんなに多かったら競争で共倒れしてしまうぜ。逆にオレは広島県民に問いたいのである。そんなにお好み焼き屋が多くてよくやっていけるのだなと。もしかして広島ではコメではなくてお好み焼きが主食なんだろうかと。

 また大阪のお好み焼きと広島のお好み焼きは違う。この両者はその焼き方から具材に至るまで大きく違った特徴を持つ。その全く違ったものを同じ「お好み焼き」のカテゴリーに分類してしまうことが果たして正しいのだろうか。それはスパゲティとうどんとラーメンと春雨をすべて麺類でひとくくりにするのと同じくらいに乱暴なことではないのか。オレは大阪のお好み焼きの支持者だが、だからといって広島風のお好み焼きを否定するものでもない。どちらもそれぞれのおいしさがあると思っている。また大阪には「ねぎ焼き」「イカ焼き」というコナもんも存在する。これらはおそらく上記調査の対象からははずれているはずだ。そうなると大阪のお好み焼き屋が表面上少なく見えるのはただ単に調査のまずさに起因するような気がしてならないのである。

 オレは大阪のお好み焼きをこよなく愛している。お好み焼きなら別に毎日食べてもいいと思ってるくらいである。お好み焼きについて聞きたいのならタウンページに頼らずにオレの所に取材協力を求めるべきだったのである。19歳の短大生のお嬢さんの調査なら喜んでオレは協力したのである。

 追記、翌日の日記でこの続編を書いています。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。←投票での応援ありがとうございます。 m(_ _)m 


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン