江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2008年01月12日(土) 都市鉱山を活用しろ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 ブログランキングの順位を確認したい方は読む前にここをクリックしてみてください。4位が目前です。1位になるためには今の4倍の投票が必要ですが、以前に比べれば距離は近づきました。なんとか1位になりたいのでみなさまの協力をお願いします。


 オレの家には使わなくなったパソコンや携帯電話機が多数存在する。それらはただなんとなくしまい込まれてるのだが、さすがにパソコンは場所を取るのでかなり処分した。それもお金を払って持って行ってもらったりした。それらの製品の基盤や電極などには貴重な金属資源、いわゆるレアメタルと呼ばれる高価な金属も使われているはずである。そんな資源が日本全体でどれくらいあるのかを調査した記事があった。以下、毎日新聞のWEBサイトから引用しよう。

都市鉱山:日本は世界一 金・銀・鉛・インジウムの存在量
 資源に乏しいと言われる日本に、大量の「金属資源」が存在することが分かった。物質・材料研究機構が、製品や廃棄物に含まれる20種類の金属について国内の存在量をまとめ、11日に公表。透明電極としてディスプレーに使われるインジウム、電子部品に多用される金や銀、ハンダに使う鉛の4種類の推定量は、世界一となった。
 自動車や電子機器などに使われて市中に出回ったり廃棄された製品に含まれるこれら金属の総量と、外国の鉱山の埋蔵量を比較した結果で、再資源化の重要性を示す成果として注目される。
 同機構は、輸出入量が分かる貿易統計や、財やサービスの流れをまとめた産業連関表をもとに推計した。それによると、インジウムが天然鉱山の現有埋蔵量の61%に当たる1700トン、銀が22%の6万トン、金が16%の6800トン、鉛が10%の560万トンだった。一方、鉄は2%の12億トン、アルミニウムが0.2%の6000万トン、銅が8%の3800万トンとなっている。こうした金属の多くが都市に存在するため、「都市鉱山」と呼ばれる。希少金属(レアメタル)の価格高騰で、都市鉱山への産業界の関心が高まっているが、具体的な量は不明だった。
 同機構の原田幸明(こうめい)・材料ラボ長(材料環境学)は「都市鉱山を活用すれば、日本も世界有数の資源国として、新たな経済効果をもたらす」と話す。【田中泰義】

 
 なんと金が6800トン、銀が6万トンもあるのか。金は今1グラムあたり3300円ほどしているから、1トンあたりで33億円、6800トンなら22兆4800億円になるのだ。まさにどっひゃ〜という金額である。他のレアメタルも合計して金額に換算すれば相当な金額になるだろう。これだけの宝の山が手つかずに残ってるというのはもったいない話である。

 古い携帯電話をそのままどこかにしまい込んで放置してる人は多いはずだ。機種交換したばかりの頃は「何か前の携帯に入ってるデータを見る可能性があるかな」という理由で残していても、結局二度と電源を入れることもなく忘れ去られてしまうわけで、そんなことなら最初から廃棄してしまってもよかったのである。いや、廃棄ではなくてリサイクルである。回収された古い電化製品の中には海外に輸出されてるものもかなりあると思うが、最終処分場なんかにゴミの形で廃棄されてるモノもあるかも知れない。いや、最終処分場のゴミの中にもかなり使える金属は含まれてるはずである。そういうものをしっかりと活用して、この都市鉱山を無駄にしないようにしてもらいたい。

 鉱物資源というのは有限だ。しかし、人口増加には限りがある。食料が生産できる分しか地球上で人は暮らすことができない。そうなると地球上で暮らしている人が必要とする金属資源はある程度行き渡った後は飽和状態となって、使っているものをリサイクルして回していけば新たに掘り出す必要もないということになる。リサイクルが完全に行われれば、資源を輸入しなくてもよいようになるはずだ。オレは日本の持つそうした工業技術に期待する。廃棄物からいかに効率的に金属を取り出して再利用できるか、その研究で最先端になればいいのである。都市鉱山を最大限活用して、日本が金属の輸出国になれるくらいに回収率を高めればいいのではないか。

 道ばたに捨てられて朽ち果てているクルマを見ると、なぜあの鉄が再利用できないのだろうかと思う。それをリサイクルしたとしても回収して得られるモノの価値がリサイクル経費に満たないから放置されているということだろうか。それほどあの鉄くずは無価値なのだろうか。今は自動車の部品にもさまざまなハイテク製品が組み込まれているわけで、その中には携帯電話の部品にあるようなレアメタルもきっとかなりあるはずだ。

壊れた電話機やFAX、パソコンのプリンターなどを引き取る業者が回ってくるが、「無料」と言いながら実際はかなりの金額を要求してくるときもある。それがいやでオレは結局捨てられずにしまい込んでるモノも多いのだが、それらに適正な対価がつけられてゼニに替わるのならじゃんじゃん売りたいのである。我が家には古いストーブが何台もあるのだが、これもなんとかゼニに換えられないのかと思うのである。捨てられずに納屋にしまってる分も含めて8台くらいのストーブがあるはずだ。この資源をどうすればいいのか。

 あと、歯科の治療に使われた金属はちゃんと回収できてるのだろうか。つまり火葬された後の骨にそうした歯の治療に使われた金や銀がまじってるのをちゃんと分離して拾い集めてるのだろうかという疑問である。死体からすべて回収できれば、歯科治療に使う金属はすべてそれでまかなえるような気がするのである。小さな欠片でもやはり無駄にしてはいけないのである。指輪なんかもそうだ。引き出しの中にしまい込まれたまま忘れられた指輪もじゃんじゃん発掘して売り飛ばせば、それなりに金属資源として有効利用できるのではないか。

そんなケチでせこいことをオレは考えたのである。果たして、全国の火葬場からきちっと金属類は回収されているのだろうか? もしもそのような仕組みが存在しないのならば、新たなビジネスの可能性があるのだ。しかし、死者の遺族にいやがられるだろうなあ。一種の死体ビジネスだからなあ。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。←応援ありがとうございます。 m(_ _)m 


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン