江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2007年08月12日(日) 世界一間抜けなクルマ泥棒        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 不誠実な企業を罵倒するのが自分の使命だと思ってる江草が告発したい事件がひとつあります。それは東京ドームにでかでかと広告を出しているタマホームという企業です。その会社と個人で戦っている勇気ある方のブログを紹介します。タマホーム、いいね 〜です。どうかこの戦いの記録を読んでみてください。このブログでは注文通りに建てられないくせに注文建築と自称するヘタレ企業の実態が語られています。


 クルマの窃盗団というと大がかりな組織で、盗みを実行する役目、盗んだクルマの車体番号を張り替える役目、巧妙に船積みする役目、海外で売りさばく役目と分業制でひとつの営利企業となってる場合が普通である。国内での盗難件数は2002年のピークからやや減少した。これは高級車を中心にイモビライザーなどの盗難防止装置が普及したせいであると言われている。それでも2005年度の盗難件数は4万6000台もあったのである。国内販売台数の1%近いクルマが盗まれているということ事実をまず知るべきである。誰もがその被害に遭う可能性があるのだ。もちろんオレのFTOもちゃんと盗難時には車両保険でカバーされるようになっている。(だから盗まれてもいいというわけではもちろんないのだが。)

 都道府県別では大阪府の盗難件数が最多である。大阪だけで全国のクルマ泥棒の30%は発生してるわけだ。盗難防止装置のない高級車に乗って大阪に入ることは虎の檻の中に無防備で入るような危険な行為なのである。車種別ではランドクルーザーの盗難率がきわめて高く、2002年度は全国で登録されたランドクルーザーの台数の10%が盗まれていたという。大阪だけで1000台をこえるランクルが盗まれたのだ。保険会社はこれに悲鳴をあげてランドクルーザーの保険引き受けを拒否したこともあったらしい。

 さて、こうして盗まれたクルマはどうなるのかというと、たいていUAEの自由貿易港であるドバイに運ばれる。そこで一旦登録された後、今度は中古車として世界に売り捌かれるのである。もうそうなると手出しのしようがないのだ。すぐに海外に持ち去られるので自動車盗の検挙率はきわめて低く、せいぜい20%くらいしか検挙できていないのである。ある意味盗み放題なのである。
 その20%に入るのはこのような馬鹿なクルマ泥棒のケースである。

盗んだ車のトランクに入り脱水症状、助け求めた男を逮捕
知人の車を盗んだとして、神戸水上署は11日、住所不定、無職一杉悟志容疑者(22)を窃盗の疑いで逮捕した。
 一杉容疑者は盗んだ車を神戸市中央区のホテルの屋外駐車場に止め、トランクに入って出られなくなり、暑さで脱水症状を起こして助けを求めたことから犯行が発覚した。
 調べによると、一杉容疑者は9日未明、大阪市中央区の立体駐車場に止めてあった同区内の元同僚男性(20)の乗用車を盗んだ疑い。
 10日午前10時ごろ、車から「出してくれ」という声がするのに気付いたホテルの警備員が同署に通報し、警備員らが数人がかりでトランクをバールなどでこじ開け、救出した。一杉容疑者は上半身裸で、ひざまでのズボン姿だったが、脱水症状で病院に運ばれ、一時入院した。調べに対し、容疑を認め、トランクには「自分で入った」と供述しているという。
 同日午前10時の神戸市内の気温は29・7度で、このまま放置されれば車内の温度は50度以上になる可能性があったという。(2007年8月11日20時5分 読売新聞)


 立体駐車場に駐めてあったということは、そこからクルマを出すための何らかの操作をしないと持ち出せないはずである。どうやってこの男がそのクルマを持ち出せたのかが気になるのである。あるいはそのクルマにはキーが刺さったままになっていて、それを知っているから持ち出せたということなのだろうか。元同僚男性のクルマということは、たとえばキーを車体のどこかに貼っていることを知っていてそれで持ち出せたのだろうか。まず「なぜ動かせたのか」という疑問がこの新聞記事では全く触れられていないことが疑問なのである。

 それを移動させて神戸市中央区のホテルの屋外駐車場に駐めたという。炎天下の屋外駐車場で、エンジンを切って閉め切ったクルマの中にいるということはそれこそ自殺行為である。パチンコ屋でおきざりにされた赤ん坊でなくても死ぬ。大人でもちゃんと死ねる。車室内でなくても暑くなる。それはトランクの中でも同様だ。

 それにしてもこの間抜けなクルマ泥棒はなぜそこで自分からトランクに入ったのだろうか。あるいはそれは隠れん坊のつもりだったのだろうか。元同僚へのいやがらせのためにクルマを移動させ、「おまえのクルマは・・・にある。ウソだと思うなら行ってみろ!」というメールを送って現場に急行させ、そしてトランクに入ったまま移動するという筋書きだ。もっとも何のためにそういうことをしたいのかと全く想像も付かないのだが。野次馬根性の旺盛なオレとしては、いったいそのお馬鹿な隠れん坊の意味を教えてもらいたいのである。そのお馬鹿な行為がどういう意図で行われたのかを知りたくてたまらないのである。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。←応援ありがとうございます。 m(_ _)m 


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン