江草 乗の言いたい放題
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2007年07月02日(月) 新快速、うんこにギブアップ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 昔に比べてオレが電車に乗っていて不満に思うことは一編成の中に設置されているトイレが減ったことである。昔はトイレというのは各車両についていたはずだ。ところがところが阪神間を走る新快速は12両もあるのにトイレが2つしかないのだ。一両あたり100名の乗客がいるとして1200人に対して2つというのは少なすぎる。また、列車が混雑してるときにその混雑をかき分けて何両分も移動できるだろうか。そんなことは無理だ。しかし、便意というのは突然催すものである。その激しい便意を最初は我慢できても、さらに第二波、第三波と押し寄せてくる強烈な便意をどうやって人は耐えればいいのか。もしも下痢だったら耐える努力にも限界がある。ここにその悲劇が存在する。アサヒコムの記事を引用しよう。

列車内に大便 におい消えず運転とりやめ JR神戸線2007年07月01日11時53分
1日午前8時ごろ、JR神戸線の播州赤穂発近江今津行き新快速(乗客約1200人)が西明石駅(兵庫県明石市)を発車後、乗客から「車内に汚物が散乱している」と運転士に連絡があった。次の停車駅の明石駅で駅員らが確認すると、2両目から6両目にわたって大便とみられる汚物が落ちていた。駅員らが同駅で除去して運転を再開したが、車内の異臭が消えず、神戸駅で運転を取りやめた。乗客は同駅で後続の列車に乗り換えた。
 JR西日本によると、この影響で後続の3本が最大16分遅れ、約4千人に影響が出た。車内のトイレは8両目と最後尾の車両にある。同社は、トイレに行こうとした乗客が、間に合わなかった可能性があるとみている。車内で汚物が見つかって運休するケースは珍しいという。


 加古川−西明石間の新快速の所要時間は10分間である。車内でこらえきれずにうんこをしてしまった乗客はこの10分間が耐えきれなかったのである。うんこは2両目から6両目にかけて散乱していたそうだから、おそらくその乗客は8両目にあるトイレに行こうとして必死で移動したに違いない。しかし無情にも間に合わず、5両に渡って便をまき散らすという結果になってしまったのだ。なんという悲劇だろうか。オレもときどきお腹を壊してクルマを運転中に爆発しそうになって、コンビニに駆け込んでトイレを借りることがある。もしも運転中にクルマのシートにうんこをしてしまったとしたら、もうオレはその三菱FTOを廃車にするだろう。いくらファブリーズで匂いを除去したとしても、そこにうんこが存在したという記憶は永久に消えないからである。

 JR西日本はこの乗客を器物損壊罪で訴えようとしているらしい。匂いがとれずに結局その列車を運休させるしかなかったJR西日本の立場としては、車内にうんこをまき散らしたことで多大な迷惑を被ったから賠償を求めたいのだろう。しかし、この行為が故意によるものではなく、不可抗力の事故である以上、オレはそれを訴える行為は間違ってると思う。自分だっていつ強烈な便意に襲われて、電車の中で漏らしてしまうことがないとは言えないのだ。この悲劇はすべての人に対して発生する可能性のある悲劇である。だからオレはこの事件を笑い事にするようなヤツらが断じて許せないのだ。

 しかも今回の事件、このうんこを漏らしてしまった乗客は女性という説がある。つまり、ズボンを履いていればうんこはそんなに拡散しない。女性はスカートをはいていたのでストッパーとなる布地に乏しく、大量拡散を招いてしまったという説明である。それならなおのことオレは「犯人捜し」はやめてくれと思うのだ。そんな恥ずかしいことで検挙されるのはかわいそうじゃないか。誰も傷ついたわけでもないし、もちろん死んだわけでもない。ただ臭かっただけだ。そんなこと鼻をつまんでがまんしていればそれでOKじゃないか。臭いのは最初だけで長時間経てば人はその匂いになれてしまうものである。しかもうんこは誰だってするのである。もっと理解を示すべきだ。

 何より今回の問題の一番の原因は、車内のトイレの数の少なさにある。もしももっと多くのトイレが設置されていれば便意を感じた乗客はすぐに手近なトイレに入ることができて難を逃れたのである。一人でも大勢の乗客を乗せてゼニを儲けることだけを考えていたJR西日本は、「いつでも便意を催せばトイレに入れる」という乗客の安心感を置き去りにしてトイレの数を一編成につき2箇所に減らしてしまったのである。いくら通勤列車であるとはいえ、余りにもトイレが少なすぎるのである。不心得者が連結部で排便や排尿するケースが多いというウワサは聞いていたのだが、それだってトイレを増やせば解決するはずだ。今回の事件のすべての責任はJR西日本にある。オレはうんこを漏らした方を全面的に擁護したいのである。

小学生くらいの時に教室で我慢しきれずにうんこを漏らしてしまうと、その子はみんなからずっと「うんこたれ」と呼ばれていじめられてしまう。誰だってうんこをするのである。うんこをしない人などいないのである。想像も出来ないことだが、あのかわいいしょこたん(中川翔子)でさえもうんこはするのである。この世に例外はないのである。そしていつもいつも安全快適に排便できるわけではない。おなかの調子の悪いときもある。古い牛乳を飲んでゴロゴロピーになるときもある。大人のオレでさえもあの下痢の時の強烈な便意を耐えることは困難なのだ。必死でトイレに駆け込んでズボンを脱いでぎりぎりセーフということがオレはこれまでに何度もあった。大人でも我慢するのが困難なことをどうして子どもができるのか。オレのように意志が強く肛門括約筋を鍛え抜いたオッサンであっても間一髪の危機は数多く経験した。最近の軟弱でケツの穴のゆるい連中に耐える力があるとは思えない。

5両に渡ってまき散らされていたということはかなり分量が多かったのか。それともわずかな量でも高濃度の匂いをまき散らす強力なうんこだったのか。こんなニュースになると新聞の扱いもかなりシンプルなので、オレは真相を知るすべもないのである。もしかしたらこれはかなり悪意のあるうんこテロであったのかも知れないのである。大量のうんこを広範囲にまき散らして列車の運行を妨害するテロ行為であったとすれば、その加害者は許し難い。真相はどこにあるのだろうか。


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