江草 乗の言いたい放題
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2006年11月20日(月) 自己資金ゼロで株式投資する方法        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 世の中にはこんなにも多くのサラ金業者があります。びっくりしますね。この中には上限金利が20%に制限されることでかなり苦しくなってくる業者もありそうですね。それで政治献金に熱心なんでしょう。


 株式投資をするためにはゼニがいる。それも最低でも数十万単位のゼニがいるので、子どもの小遣いではどうにもならないのである。そのゼニがないのに株式投資をするにはどうすればいいのか。誰もが思いつくのが借金という安易な方法である。この借金、サラ金などで無担保融資を受けた場合、金利の高さに泣くことになり、よほど好調に連戦連勝の投資を続けない限りいつのまにか金利も払えずに借金がかさんでいくのである。というか、サラ金で借りたゼニで投資をしようという発想を持った時点でもうそいつの負けは決まったと言える。

 しかし、オレはその抜け道をついに発見したのである。全く金利がつかない借金の方法を発見したのだ。それは新生銀行グループ、シンキ株式会社のノーローンという商品である。

 これは例えば月曜日に100万円借りたとする。これを7日以内、つまり翌週の月曜日に全額返済することができれば、全く金利はつかず元金だけを返せばよいという金融商品なのだ。これだと例えば借金した100万円でデイトレを行い、10万円の利益を上げたところで取引を手仕舞いして所持金を110万円に増やし、一週間後にそのうち100万円を返済すれば手元には10万円が残るという方法がとれる。しかも、一度全額返済すれば翌日にはまた100万円借りることができ、一週間以内なら何度でも無利息なのである。なんと素晴らしい仕組みだろうか。

 株式相場には「絶対に勝てる!」と思えるような僥倖が数ヶ月に一度発生する。そんなときにだけちゃっかり出動すればよいのだ。しかし、たった100万ではたいした銘柄は買えない。信用取引を利用しても約333万円までの取引しかできない。どうすればいいか。簡単なことである。家族にもこのノーローンに加入してもらえばいいのだ。オヤジ、オフクロ、弟、妹、叔父、叔母・・・そうやって8枚のノーロンのキャッシング専用カードを手に入れる。

 カード1を使って月曜日に100万円出金する。カード2で火曜日に100万円出金する。そうやって日曜日までにカード1〜7の7枚のカードを使って700万円引き出せる。最初の借金をしてから1週間後、つまりカード1の返済期限の日にカード8で100万円出金して、その100万円でカード1の返済を行うのである。手元には700万円の現金がまだ残っていることになる。700万円もあれば約2333万円分の信用取引が可能になる。それだけあれば何度も勝負できるだろう。うまく戦えば毎日コンスタントに20万円くらい勝つことも決して夢ではない。翌日火曜日はカード1で100万円を引き出してその日が期限のカード2の返済をする。水曜日はカード2で100万円引き出してカード3の返済をするというふうにすればいい。

 手持ち資金が十分に増えて借金しなくてもいけるようになれば全額返済すればいいのである。なんてすばらしい作戦だろうか。しかし、オレは思うのである。ちゃんとしたサラ金会社が、家族や兄弟全員がこのカードを持っていて、しかも毎日100万ずつ借りるという行動に対して不審の目を向けないはずがないのである。おそらくこの画期的な投資プランは「本人以外のカード不正使用」ということでルール違反になるはずだ。それくらいの作戦が見抜けないほどローン会社の目は節穴じゃない。絶対にばれるからよい子は絶対にこんなことはしてはいけないのである。話半分に読んでいて「あほか!」と笑い飛ばして欲しい。シンキ株式会社のみなさま、くだらない例の引き合いに出して申し訳ありません。

 それにしてもこの「一週間以内なら利息なし」というやり方がどうして商売として成り立つのだろうか。オレは不思議に思うのである。もしも客がみんな一週間以内で返せば全く会社の収入がないことになる。オレがその疑問を口にすると母が言った。「あほか、借金をするヤツは一週間経ってもやっぱりゼニがないままなんや。そんなん返せるつもりで返せないヤツなんぼでもおるわ。世間にはそうやって借りたゼニでパチンコや競馬をやる救いようのないアホもおるんや!」なるほど。しかし、株式投資というのもある意味ギャンブルみたいなものではないのかとオレはふと思ったのである。

 借りたゼニをパチンコや競馬で増やそうとすることほどリスキーなことはない。というかそれはほとんど負けるための勝負である。あのディープインパクトでさえも有馬記念を勝てないのである。世の中に絶対はないのだ。それは株式投資の世界でもそうである。オレはこれまでに何度も「絶対いける!」と思って投資したのに見事に負けている。もしもこのノーローン
の借金で勝負を掛けて、絶対に勝つはずの勝負に勝てなかったとしたらどうなるか。たちまち予定の日にゼニが返せなくなって、この8枚カードのパターンが崩壊するのである。手元には借金だけが残り、その返済の重さだけがのしかかってくるのである。

 株は余裕資金でやるものである。絶対に借金で株式投資をやってはいけない。それは大事な鉄則である。株を買うものは財産をなくすが、借金で株を買うものは命をなくす。2ちゃんねるの株式板にはよく「樹海に行く」というフレーズが出てくる。すなわち「死ぬ」ことである。

 今年は去年に比べて個人投資家の取引する金額が大幅に減少しているそうだ。ネット証券の口座数も頭打ちである。松井証券も思ったように口座数が伸びないので、取引手数料無料化という方針を改めて従来の料金に戻してきた。値下げのしすぎで収益の出なくなったネット証券各社は、今後は手数料を値上げしてくるだろう。考えたら昨年暮れの高値水準を日経平均株価は超えられずにずっと今年は伸び悩んでるのである。東証一部はまだまだマシだ。個人投資家が多いジャスダックやマザーズ、ヘラクレスなどの新興市場は怖ろしいほどに下げてるのである。株価が数分の一に目減りしてしまったという悲惨な銘柄も多いのだ。借金で投資してそれがそんな大暴落に遭えばもはや立ち直れない。株式投資は「たとえ全部なくしてもいいどうでもいいゼニ」を使って地道にコツコツやるものである。まかり間違っても素人衆は仕手株なんてものに手を出してはいけないのである。


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