江草 乗の言いたい放題
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2006年09月04日(月) キ○ガイに刃物        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 アサヒコムで次のニュースを読んだ。

ワゴン車がスタンドに突っ込み出火 1人死亡1人重傷    2006年09月03日21時13分
 3日午後2時20分ごろ、和歌山県岩出市中迫の国道24号沿いの「山本石油岩出バイパスサービスステーション」の敷地内にワゴン車が突っ込み、バイクの給油待ちをしていた同市根来、左官業里宗次郎さん(64)をはねた。ワゴン車はさらに店の給油機をなぎ倒し、敷地を約30メートル横切って、店が置いていた軽トラックに衝突して止まった。里さんは頭を強く打ち約6時間後に死亡した。また、倒された給油機付近から一時出火した。給油機は近くで作業中の同市内のアルバイトの女性店員(18)に当たり、女性店員も右足骨折とやけどの重傷。岩出署は、ワゴン車を運転していた同市金屋、警備員中辻章智容疑者(62)を業務上過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。中辻容疑者から呼気1リットル中0.25ミリグラム以上のアルコール分が検出され、同署は飲酒運転の疑いでも調べている。中辻容疑者は調べに対し、ほとんど話をしていないという。


 また飲酒運転か・・・とあきれたのだが、大分県でも県職員の43歳のオバハンが飲酒運転で当て逃げの事故を起こしている。先日の福岡での幼児3人死亡の悲劇が全く教訓として活かされてないことにオレはあきれてしまう。ただ、和歌山のこの事件、ガソリンスタンドに突っ込んで給油機をなぎ倒し、出火したということを知ってオレは唖然としたのである。一つ間違えば大惨事になりかねない。いや、少なくともガソリンスタンドの客を殺して従業員に重傷を負わせた時点で十分に重大事故である。これは事故ではなく、飲酒運転という方法で巧妙にカモフラージュした無差別テロであったとも言える。容疑者が現時点で何も語っていない点から考えてもテロの可能性は捨てきれない。

 かつて「キ○ガイに刃物」ということわざがあって、危険極まりないことのたとえだった。ところが言葉狩りで「キチ○イ」という語が使えなくなってしまい、この由緒あることわざが使えなくなってしまった。言葉狩りによって死語になったことわざは他にもたくさんあるが、この「キチガ○に刃物」だけは適切な言い替えの語句がなく、それだけにオレは不自由を感じていたのである。しかし、上記引用文みたいな事故を知ると、もうかわりのことわざはこれしかないと思うようになった。すなわち「飲酒にクルマ」である。

 いんしゅにくるま 【飲酒に車】 周囲にたいへんな危険や被害をもたらす状況のこと。「あんな馬鹿を総理大臣にするなんて、まるで―――だよ。」2006年8月に福岡県で発生した飲酒運転の暴走車によって幼児三人の命が奪われた事件を契機に、言葉狩りによって使われなくなった「気違いに刃物」に代わって定着したことわざ。

 というふうに辞書に掲載してくれればいいのである。ことわざにすることによってこの行為の危険さが広く国民に定着し、小学校低学年の頃からそれがいかに危険な行為であるかという認識を深めることができるからだ。警察は一時的に飲酒運転の取り締まりを強化してるそうだが、時間が経てばすぐにふだんの状況に戻るのだろう。そしてまた飲酒運転のドライバーによる悲劇が発生する。

 どうやって事故に巻き込まれるのを防げばよいのか。まず飲酒運転の事故のほとんどが、深夜から早朝にかけて発生していることを考えて、その時間帯にはクルマに乗らないという方法がある。日本ではまだ朝から酒を飲むという習慣はない。以前にドイツを旅行したとき、夜行列車から早朝に降り立った駅のカフェテリアで、客のほとんどがジョッキでビールを傾けていた光景にオレは度肝を抜かれたことがある。その中でオレはコーヒーを飲んでいたのだが、みんながビールを飲んでる中でコーヒーはオレたちだけだったのである。

 まだ日本では朝から飲酒する習慣はない。飲むのは夕方から夜にかけての時間帯が基本であるから、日中に運転しておれば飲酒運転のドライバーに遭遇する可能性は低いと言える。それ以外の対策としては、「対向車に突っ込まれないように必ず中央分離帯のある道だけを走る」「自分の身を守るために前と後に友人のクルマを走らせる」「ぶつかられても被害が少ないようにハマーなどのものすごく頑丈なクルマに乗る」などが考えられる。しかしこれらの対策は完全ではない。最初に書いた事故は昼間に発生している。もしも自分がそのガソリンスタンドに給油に来たときに飲酒して暴走するクルマに突っ込まれればもうオシマイである。そうなるとやはり前の日記でオレが書いたように「ドライバーが飲酒しているとエンジンがかからないクルマ」を自動車メーカーから出してもらうしかないのだ。ただ、この「アルコールを検知する」クルマの最大の問題点は、車内で酒をこぼした時にクルマが使用不能になるということである。開いた窓からビールをぶっかけられればもう動かせない。何か名案はないだろうか・・・

 こういうバカにふさわしい罰死刑に出来ないのならせめてこれくらいのオプションはつけろ!


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