江草 乗の言いたい放題
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2006年08月01日(火) 日本もついにアメリカになったのか・・・        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 アメリカの馬鹿裁判といえばやはり電子レンジでペットをチンした事件だろう。その馬鹿飼い主は「ペットを入れてはいけないとはどこにも書いていない」と言いがかりをつけて賠償金をもぎ取ったという。「マクドナルドのコーヒーがこぼれて火傷をしたのはコーヒーが熱すぎたからだ」という言いがかりをつけて数千万せしめたおばはんもいたという。

 こういう訴えが認められてゼニを分捕ることができるという時点で、アメリカというのはつくづく馬鹿天国なのだとオレは脱力する。まっとうな常識を持つ大人の国なら、そんな馬鹿裁判は起こす方が恥ずかしいのであり、仮にそういう訴えがあったとしても裁判官がまともな判決を下して却下するからだ。しかし、アメリカという国の不幸なところは常識を持たない馬鹿な人間が多いだけではなくて裁判のレベルもまた馬鹿であるというところにある。

 それに比べてオレは日本という国をかなりマシだと思っていた。ところが日本でも大阪地裁という馬鹿判決を連発する裁判所が出現して危機感を感じるようになり、ついに千葉地裁にまで馬鹿が伝染したのである。以下その馬鹿裁判に至った事件について説明しよう。

 2005年4月、千葉市若葉区の動物公園で、園内のサークル型ベンチ(中につつじの植え込みがある)に腰掛けようとした(上に乗ろうとして立ち上がったという説もある)1歳7ヶ月の男児が、転倒して中の植え込みの所に仰向けで落下、ツツジの枯れ枝が頭部に突き刺さって脳挫傷で死亡したという事件が起きた。男児が転倒した際、母親は知人と立ち話をしていたという目撃者の話もあるらしい。小さな子どもが転んでケガをすること自体よくあることであり、普通に歩いたり走ったりしていても転んで顔面を地面に強打するなんて日常茶飯事である。仰向けに倒れたところに枯れ枝があった。それが運悪く頭に突き刺さり・・・不幸なことだが、これ自体不可抗力だ。起こってしまったことは仕方がないとしか言えないし、運が悪かったとしかオレには言いようがない。

 もしも自分の子どもが同様の事故でケガをしたとして、オレは1歳児のそばにいつもくっついていなかった自分の不注意をとにかく恥じるだろう。それ以外何も恨みようがない。転んでケガをしたら地面を恨むのか。階段で転んだら階段を恨むのか。ブランコから落ちたらその危険なブランコを恨むのか。実際の所、このような不幸はきわめてまれな確率ではあるが確実に存在しているのである。

 さて、この男児の両親はなんと事故の原因をこのベンチに求め、両親側は「ベンチには転倒を防ぐための背もたれがなく、ベンチ内側には幼児が転落した際に体に突き刺さる危険な枯れ枝が密生していた」という主張をして市に損害賠償5000万円を求める訴訟を起こしたのであった。千葉市側は「転倒の危険性は、保護者が常に付き添うなどして防ぐべきで、園内から枯れ枝をすべて除去することは不可能」などと反論していた。きわめて常識的な反論である。枯れ枝が危険かどうかは判断が分かれるところである。もしも仰向けではなくてうつぶせに転落していれば目に刺さったりしてやはり危険だっただろう。

 ただ、どんなものでも場合によっては凶器になるのだ。もしもベンチの内側ではなくて外側に転落して地面で頭を打って死亡した場合、両親は「危険な地面を放置した市に賠償責任がある」と訴えるのだろうか。ベンチの後ろに枯れ枝のある場所なんて日本中にいくらでもある。「枯れ枝」が危険なものであると認定されるならば、日本の公園のほぼ100%が危険だ。

 かつて千葉地裁には、バイク事故で息子を亡くした母親が、「息子がバイク事故で死んだのはバイクを禁止してくれなかった学校のせいだ」という訴えを起こしたことがあった。その馬鹿裁判では母親の訴えは却下され、千葉地裁はちゃんと常識を示したのである。しかし、今回の判決は違った。

 7月26日、千葉地裁の長谷川誠裁判長は、背もたれが無いだけで安全性を欠いていたとは言えないとした上で、「動物園には幼児の安全確保が求められており、その見地から見れば安全性を欠いていた」「枯れ枝の硬さや鋭さから、転倒した人がけがを負うことは予見すべきであった」などと両親側の主張を一部認め、5000万円の請求の一部である1000万円の支払いを千葉市に命じたのである。千葉市は控訴するかどうかを検討しているという。なお、事件の現場となったベンチの内側の植え込みはすでに花壇に変更されているとか。このような言いがかりとしか思えない裁判で勝ててしまう情けない国に日本がなってしまうことをオレは悲しく思う。それだけである。


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