江草 乗の言いたい放題
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2006年06月06日(火) 悪いヤツほどなぜか饒舌である        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ワイドショー型犯罪者というのがいる。林真須美がその典型的な例だろう。4人の死者を出したヒ素カレー事件の後で堂々とワイドショーに出て饒舌に語っていた。そうやって堂々と話すことで、まるで自分が犯人ではないとアピールしたつもりだったのだろうか。

 犯罪行為を悪びれもせずに開き直り、すぐにわかるようなウソを平気で語り、それを恥と思わない人間、それがワイドショー型犯罪者である。愛人と共謀して次々と保険金殺人を行った埼玉の八木茂も同様だ。取材に来た報道陣から取材協力費まで取っていたというから驚きである。いや、取っていたことではなくてその犯罪者にゼニを払って番組を作っていたテレビ屋に対してオレは驚いているのだが。

 今回、秋田県で小学1年の米山豪憲君が殺された事件で「死体遺棄容疑」で逮捕された畠山鈴香容疑者(33歳)にも同様の匂いをオレは感じるのである。この女も前二者と同じ匂いがするとオレは逮捕前の映像から思っていた。オレと同じ直感を覚えた人は他にも多いはずである。数日前、オレは書店で週刊誌を買った。そこにはこの事件の背景となる重要な事柄が書かれていた。畠山鈴香容疑者の、自分の娘である彩香ちゃんに対するネグレクトである。ちゃんとした食事を与えていないとか、家にカギをかけて外に閉めだしたことだとか(その理由は自宅に知人男性を引き入れていたかららしい)である。また畠山鈴香容疑者は睡眠薬を常用していて朝起きられないために彩香ちゃんは朝食を取らずに登校するのが普通だったとかである。

 わが子に対するネグレクトはなぜ発生するのか。「わが子を殺す母親がいるなんて考えられない」と二人の娘を持つオレの妹は言う。しかし、親による子殺しは数多く発生しており、パチンコに熱中する馬鹿親のせいでクルマの中の炎熱地獄で殺される不幸な子供は枚挙にいとまがない。それまでのネグレクト行為と彩香ちゃんの水死、そこになんらかのつながりを想像してしまうのはゲスの勘ぐりだろうか?自分がいろんな男性と付き合うためにじゃまだから、育てるのが面倒だから殺したのではと憶測するのはよくないことではあるけれども、彩香ちゃんの死亡を「水死」にしたとき、「あんたもこの方がいいでしょう」と警察官は語ったらしい。(これは信憑性に乏しいのだが)事件性を考えつつ、そして母親の犯行の可能性を捨てきれなかったものの、警察が逆に穏便に片づけたかったのも知れない。仕事を少しでも減らしたい田舎警察的な発想があったかどうかはわからないのだが。

 さて、それでは米山豪憲君はなぜ殺されたのか。そこでオレはいろんな仮説を立てた。その一つが、「豪憲君目撃者説」である。つまり、彩香ちゃんが殺された(無理に川に落とされた)瞬間を豪憲君は偶然に見てしまったのではないか。そのために口封じのために殺されたのではないか。時間差がありすぎると反論される方もあるかも知れないが、豪憲君は自分が目撃した殺人事件を「人にむやみやたらと言ってはいけないこと」と認識し、誰にも言わずに胸にしまっていたのだとしたらどうだろうか。それが畠山鈴香容疑者に対して、「おばちゃん、彩香ちゃんを殺したのはおばちゃんだよね?」と近所の大人たちのうわさ話を真に受けて豪憲君が語ったのだとしたらどうだろう。そのときに畠山鈴香容疑者が殺意を覚えたのだとしても全く不思議ではない。

 畠山鈴香の住む団地の部屋からは血痕が発見され、それは豪憲君のものと一致したという。首を絞められて絶命した豪憲君がそのときに鼻や口から血を流したのだとしたら想像するだけでも痛ましい。そして、そのような行為を実行できる鬼畜の存在に慄然とするしかない。親を殺すようなクソガキはさっさと死刑にするべきだが、幼い子供を平然と殺せるような女もやはり死刑にすべきである。

 畠山鈴香容疑者は「死体遺棄容疑」は認めたが殺人に関しては認めていないという。もしも本人の主張通り「殺してはいない」のならば、他に誰か共犯者がいることになる。そういえば最後まで殺人の件に関して口を割らなかったために無罪となった工藤加寿子という女がいた。死体を保管していたことから殺害に関してなんらかの情報を持ってることは明らかなのに、どのように殺したか具体的な供述もなく結局「殺した可能性はあるが、それ以外の可能性も否定できないため」と灰色無罪となった。畠山鈴香は最後まで「死体遺棄」しか認めないのだろうか。

<秋田男児殺害>「私が首絞めて殺した」畠山容疑者が認める
 秋田県藤里町粕毛家(かすげいえ)の後(うしろ)、町立藤里小1年の米山豪憲(ごうけん)君(7)が殺害された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された近くに住む無職、畠山鈴香容疑者(33)が8日、県警能代署捜査本部の調べに対し、「豪憲ちゃんの首を絞めて殺した」と殺害について認める供述を始めた。捜査本部は殺害の動機を追及し、殺人容疑でも再逮捕する方針。
 同日午後の取り調べで、畠山容疑者は大声で泣きながら殺害を認め、そのうえで「豪憲ちゃんに手を合わせて拝みたい」と話したという。畠山容疑者は一連の事件について「1人でやった」と供述している。
 供述によると、畠山容疑者は5月17日午後3時半過ぎ、帰宅途中の豪憲君を自宅に呼び入れ、首を絞めて殺害した。その後、軽乗用車に乗せて遺体を運び、約10キロ離れた能代市二ツ井町の草むらに遺棄し、ランドセル、帽子は遺体のそばに捨てたという。
 畠山容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に「17日午後2時から同4時まで自宅でドライフラワーを作ったりしていた。いつもは聞こえる下校時の小学生の声が聞こえなかった」などと話し、事件への関与を否定していた。
 4日深夜の逮捕後は、死体遺棄容疑については認め、殺害についてほのめかすこともあったが、その後は供述を二転三転させ、「疲れた」などと訴えて取り調べが中断することもあった。「外出から帰ってきたら(豪憲君の)死体があった」などと不自然な供述もしていた。
 捜査本部は、遺体や畠山容疑者の車から検出した血痕、尿反応などの鑑定を進めるとともに、動機や事件の詳しい経緯を調べている。【川上晃弘、馬場直子】
(毎日新聞) - 6月8日20時33分更新



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