2003年04月10日(木)

菊川怜は間違っている

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　オレは菊川怜が好きだ。ＣＭにたくさん出てくれていることがとても嬉しい。一日に何度も逢えるからだ。彼女のように美しさも知性も備えた女性というのはなかなかいない。少しお年を召した女優で言えば慶応大学出身の檀ふみ、泉陽高校出身の沢口靖子あたりだろうか。でもこのお二人よりも菊川怜の方が私の好みによりピッタリなんだ。

もしも学生の時に自分の周りに彼女のような女性が存在したら、どんな卑怯な策略を使ってでも自分の人生の伴侶にしようとしただろう。ところが残念なことに私の通った大学はまるで男子校のような男女比（１０：１）だったのだ。その中の数少ない女性を彼女にするのは至難の技で、もちろん自分にはできなかった。そういうわけでオレは大学の中で彼女を作ることをあきらめ、外の世界に活路を求めたのである。そのうちに２０年近い月日が経ってしまい、完璧に中年の文句垂れオヤジになってしまったのだ。

さて、そんな大好きな菊川怜の批判などしたくないのだが、そこは私情を捨ててあえて言わせてもらう。

「菊川怜、あんたのしていることは間違っている。」　

東京大学という税金によって運営されてている大学を卒業したあんたのやるべきことは、芸能人になってテレビの画面で笑顔を振りまくことではないのだ。少なくとも東京大学というのは、すぐれた頭脳を持ち、その上受験勉強という努力を積んだ人間だけに入学の許される聖域であり、そこを卒業した人間には社会的使命というものが発生するのである。国家有為の人材となって、科学技術の発展のため公共の福祉のために身命を捧げることこそが生きる道である。それが芸能人になるとは何事だ。それならはじめから東京大学に入る必要はなかったのだ。あなたのために一人の他の受験生は涙を飲んだのだ。

あんたが私大を卒業したのなら何をやろうと何になろうと自由だ。しかし、一人の学生を教育するのに年間数百万という税金がかかっている東大を出た以上、その分を社会貢献という形で還元しなければならないことは自明の理であろう。その大切な義務を放棄して、ＣＭ出演という金儲けに邁進しているとは何事だ。あんたのしていることは絶対に間違っている。今すぐ芸能界を引退して、その頭脳はきちっと社会のために役立ててくれ。

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