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| 2003年11月28日(金) ■ |
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| 消えてしまった美しい光景 |
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ノックのとき、ノッカーである監督の背後にいる選手が、ボールを軽くトスして、監督の手のひらに収まるシーンが好きだった。選手の手から離れ、監督の手に渡るまでのほんの短い間、空中にあるボールを中心に選手と監督の後ろ姿を写真に収めようとやっきになっていた時期もあった。滅多にボールを取りこぼすことがなく、それは手早く行われる。驚いた。なんか芸術だなって思えた。
でも、いつからかそんな光景を目にすることがなくなった。ボールは宙に浮くことなく、選手の手から監督の手へきちんきちんと渡される。確かに、あれじゃあ危険だし、横着しているような感も否めない。高校野球のカラーからして、今の方法を用いるのはごく自然な話。
美しいものが正しいとは限らない。でも、消えてしまうのは、少し惜しいなあと思う。
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