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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2003年11月12日(水)
ジャイアニズム


 私は読みかけの本をそこらへんにポンと置いてくクセがあり、よく「おかあさん、ここにおいてあった本、知らん?」などという事態に陥るのだが、気づくと、その本が父の書斎に置いてあるということもたまにある。

 今もそんな感じで、父は私が買ってきた本に勝手に夢中になっている。最初は、「これ、ちょっと読ませてな」とわりと謙虚なのだが、段々内容にのめり込むとともに、彼から所有権という概念が消えていく。もうすぐ読み終わるっていうころになると、「これ、もうすぐ読み終わるし、終わったら、売りに出そうな」などとのたまうのでびっくらこいてしまう。おっさん、それ、ワシの本や。まったく、油断のすきもありゃしない。

 ちなみに母は、「お母さんにも読ませて」と言うので、貸すと返ってこない。おかあさん、『松本の遺書』と『痩せるくせをつける100の方法』を返してください。そして、覚えてないけど、まだ何冊かあるはずで。

 今、父に読ませている本は、『魔術師(完全版)』という本で、故三原脩氏のことが書かれた本だ。元々三原氏と西鉄ライオンズという存在に興味のあった私には、ちょっとくどかったけど、読み応えのある一冊だった。そして、また当時はそれほど野球に興味のなかった父も、稲尾氏の存在が強烈だったらしく、本も中盤、稲尾氏が出てくる辺りから読み始めている。父は言う。「中西はともかく(おいおい)、稲尾や豊田はかわいい顔してたわ」。そんな言葉を聞いたあとに、それまで見向きもしなかった裏表紙になっている西鉄時代の2人の写真を見ると、かわいく思えたから不思議だ。