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| 2003年03月15日(土) ■ |
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| 漂白の光 |
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1号線を延々走って三重までたどり着いた。いつもながらアテのないドライブ。ふと見上げた表札には、『久居49km』。この類を私が目にしたが最後。かわいそうな相方くんは、地図なき中、久居農林高校まで車を走らさねばならなくなってしまった。
このごろは日が長く、あわよくば練習が見れるのでは?と思ったが、そんな甘い期待はかき消される。市街地を彷徨っている途中、練習帰りの野球部員とすれ違ったからだ。あ〜あ。その上、どんどん暗くなっていく。これじゃあ、グランドを拝むことすら出来ない。それでも一縷の望みをかけて、学校探し。
結局、コンビニで地図を立ち読みし、ようやく見つける事が出来た。大通りから奥まったところにあり、なかなか分かりづらい。すでに校舎の電気の大半は消えており。グランドはそれほど広くなかった。ま、普通の公立高校はこんな感じだろうといったような。そして、またも部活帰りの部員をすれ違った。ま、予定外の行動やし、せめて選手を見れただけでもヨシとするか。一路、京都へUターン開始。ところが…。
大通りに出ると、視界の隅に漂白されたような白い光が突き刺さった。まぶしっ。光の発信元に目をやった。すると。な、な、なんと、広い野球場!どでかい照明灯が、私が目にした限りで2基。芝生こそなかったが、グランドも広い。ネットや周りを覆っているビニールは、目に良く映える緑色。まだ出来て新しそう。側には『久居農林高校』の看板。
決してそれが全てではなけれど。こんな事を言うのはよくないのだろうけど。言わずには言われなかった。「そりゃ、甲子園に出るわ」。
舌打ちをしたくなるような、苦笑いを浮かべたくなるようなよくわからない気分だった。視界から消えるまでグランドを眺めていたが。時間が経つのがものすごく長く感じた。
こんな壮大なグランド、一公立高校ではありえへんでと思ったが、そういえば、久居市は“スポーツ都市”宣言をしている。野球が強化されていても何ら不思議ではない。
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