
|
 |
| 2002年12月16日(月) ■ |
 |
| 監督の“目” |
 |
土曜日のこと。買い物帰りにふらりと東山グランドに立ち寄ったら、練習が始まるところだった。ランニング、ウォーミングアップ、キャッチボール。テキパキ行動に大きくはっきりした声。いつもと変わらないいい光景。そう思った。
ところが、である。
ベンチ前にみんなが集まって、監督が話を始めた。「12月に入ってから、なんか良くない、雰囲気が。11月はもっと違ってたぞ」と言う。
?? 何が違うっていうの?
いつもは選手を諭すような穏やかな口調が、今日はちょっと鋭かった。その後続く監督の話に、選手は普段通りの「ハイッ」と歯切れのいい声で応えていた。
変化って、いつも見ている人より時々見ている人の方が気付く。けど、監督さんは誰より近くそして長く選手を見ているはず。それなのに、いつもと変わらないはずの中から、選手の微妙な変化を見抜く。恐るべし精密さ。
そういえば、監督さんはこんなことを言ってたっけ? 「最近、みんな自分の世界に入り込んでる。野球は個人競技じゃない」
う〜ん、私は男に生まれ変わっても、やっぱり野球は無理だな(苦笑)。
|
|