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| 2002年11月24日(日) ■ |
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| ほろ酔いの実感〜ついに試合解禁!〜 |
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ついにこの日がやってきた!今秋、最初にして最後の練習試合。おそらく直前に組んだ試合だと思うので、応じてくださった相手校にも感謝感謝。楽しみだけど、何故かすごく緊張して、朝早くから目覚めてしまった。地元の駅でともきちと待ち合わせて、徒歩でグランドへ向かった。風は吹いていなかったけど、空気が冷たく、空模様も残念ながら、すかっと秋晴れというわけにはいかなかった。けれど、グランドで声を掛けてくださった父兄さんの顔は、晴れ晴れしていた。「やっと試合が出来ます」。たった一言が、すごく響いた。
試合は、思っていたよりも大勢の観客に見守られて進んでいた。もちろん父兄さんや関係者なのだけど、中にはこの夏引退した3年生の姿も見受けた。髪の毛もすっかり伸びていて、本人だとわかるまでに随分時間がかかった。
1試合目は4−2で勝ち、2試合目は1−1の引き分け。守備も2試合通してエラー“1”と初の実戦にしては上々の出来。ホームランも飛び出し、ベンチは夏の大会のような盛り上がりを見せていた。また、試合内容も安定していたように思う。先制してから逆転されても、ズルズル行く前にきっちり追いつくことが出来ていた。時折、実戦経験不足を覗かせるシーンも見受けたけど、それもご愛敬?!現チームを初めて見た人と話をしたら、こんなことを言っていた。「みんな、楽しそうに野球をしてるな」。
試合が引き締まった内容だったため、2時半という異例の速さで終了した。ちょっとあっけない気がした。また、長い間待ち望んでいただけに、燃え尽き症候群に近い症状が出て、“練習試合を見た”“春から公式戦にも出れる”という実感が今ひとつ持てずにいた。
時間をもてあました私たちは神戸へと繰り出した。夕方混み合った餃子屋で、瓶ビールを頼み、乾杯した。酒を解禁してからもう2,3回飲む機会があったけれど、すっかり弱くなってしまい、飲むと頭が痛くなったり、胃がもたれたりした。でも、今日のビールは、これまで飲んだどの酒よりもおいしかった。そして、このとき初めて、“ああ、今日は試合を見たんだ。そして、春には公式戦が待ってるんだ”とほろ酔いの心地よさに素直に身を任せることが出来た。
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