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| 2002年11月20日(水) ■ |
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| ドラフトと私 |
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私がドラフトに一番熱くなっていたのは、90年から92年の3年間である。当日は、仮病を使って学校を休み、テレビの前にはりついていたほどだから我ながらあっぱれだと思う。
あのころのドラフトはドラマで、面識も何もない注目選手でもブラウン管越しに見ていると、不思議な親近感が湧き、まるで身内の人のように一喜一憂していた。唯一の不満は、最後まで中継されないこと。当時はドラフト6位まであったのだが、中継はたいてい1位か2位で終わってしまう。私が密かに熱を上げていた選手は、当落線上ギリギリだったことが多く、いつもヤキモキしながら、翌日に朝刊を待っていた。で、新聞に目を通すと、興味は4位以下の選手に集中する。
逆指名制度が始まった忘れもしない93年、注目の高校球児の一人、宇和島東・平井投手は意中のダイエーではなく、オリックスに指名された(オリックスって何故かこんな役割ばっかりのような気がする。いい球団だと思うんだけど)。社会人入りして逆指名するといったことをほのめかしていたのもあり、“なんで高校生だけ逆指名が出来ないの?!”とラジオの前で熱くなっていたのを覚えている。
結局、平井投手は、オリックスに入団した。それから2,3年後、オリックスは日本一に輝いたのだが、そのとき、ストッパーとして活躍している彼の姿があった。
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