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| 2002年10月25日(金) ■ |
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| だって、私、間違ってないもん。 |
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先日、久しぶりに『プロでやるのか、趣味でいいのか』みたいなことを問われ、答えを求められているわけではないのに、2〜3日考えていました。思考が停止しているのはそのためです。ですが、今ようやく結論に近いものが出ました。
私は大阪に行きたいんですよ。スポーツを書いている人が目指すスポーツライターが東京だとしたら、私は大阪なんですよ。だからね、「東京に行くにはのぞみが便利だよ」って言われても、私には関係ぷぅ〜なわけですよ。私が乗るべき電車はのぞみではなく、JRの新快速神戸方面姫路行きなんですから。
結局、私にとってスポーツライターは“違う”んですよ。いや、もう言い切ってしまいましょう。ライターと呼ばれる仕事自体がダメかもしれない。私がダメだなと思った最大の理由は、ライターではどんなにがんばっても自分が主役にはなれないからなんですね。たとえば、スポーツライターなら、書いている試合やチームや選手、そして競技が主役なんですよね。それは間違いないです。
でもね、だからと言って、私はそのために自分の存在を消したり、自分を偽ったり、自分を抑えたりすることは出来ないし、したくないんですよ。それなら、もう止めるしかないですよ。人はどう思うかわかりませんが、悔しいわけでも、悲しいわけでもないんです。ただなんか拍子抜けています。ずっと追いかけてきたものが幻だったんですから。
今までなら、自分の文章を見てもらった人の指摘には素直に納得できたし、だいたいここがダメなんだろうなというのがわかったりしたんですよ。でも、今回だけはどうしても納得いかなくて。
この日記は2001年の3月の終わりから始め、試行錯誤を経て、今のスタイルに至っています。ありふれたことを書いている拙文かもしれませんが、私なりに精一杯取り組んで作り上げたスタイルです。おいそれと変えたいとは思わないですよ。
自分は間違ってないって思うんですよ。何故か。もちろん、それは自分が正しいという意味でも、相手が間違っているという意味でもありません。ただ、このスタイルは直すべきものではないと思ったんですよ。少なくとも、今は。
この根拠のない自信はどこからわき起こってきたのだろうと思いますが、今はそんな自分の直感に従いたいと思います。
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