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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年10月03日(木)
アイモ解剖あるこver.

 
 選手のフォームを連続写真におさめ、その一つ一つを解説していく。高校野球専門誌『報知高校野球』にはそんなコーナーがある。(今でもあると思う)

 昔、まだ巨人の松井選手が星稜高校の野球部員だった頃、こんな内容の読者投稿があった。『無名の選手より、松井とか有名な選手を取り上げて欲しい』。一読者として、わからないでもなかった。ところが、編集部の返信はこうだった。『有名な選手を取り上げることもいいのですが、選手の参考になるという点で考えれば、「こうすればいい」より「こうするのはいけない」の方がわかりやすいと思います。』

 なるほど、と思った。確かにそうだ。日本全国の高校球児の中に、一体どれだけ松井選手並の能力を持っている選手がいるだろう。「スイングを速くすればいい」だけでは、あまりに漠然としすぎて何をしていいかわからない。素振りをすればいい。打ち込めばいい。答えとしては間違っていないかもしれない。でも、多くの高校球児はそれをした上で、課題を持っているんだと思う。だから、「ここはこうだから、ボールを芯でとらえられない」とか「足をもう一歩踏み込むと、スイングがしやすい」とか。そういう具体的な指摘が必要となる。完璧なファームだとその説明が出来ない。だから、無名選手の未熟なフォームでアイモ解剖する必要がある。私はそう考える。

 昨日の話を引きずるが、このところ自分の書く文章を何度かことこまかに指摘されている。え〜ん、そこまで言わないでよ〜(T_T)。と思うときもあるのだが、これもアイモ解剖なんだなと思うとちょっと癒される。ようするに、私の文章は未熟であるが故に、文章を書く人のためのアドバイスに役立っているというわけ。みなさん、人の振りみて我が振りを直してくださいね。喜んで、さらし者になりましょうとも(自暴自棄)!