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| 2002年09月10日(火) ■ |
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| OBの気持ち |
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夜、友人から「来来亭は、どこにあるの?」というメールが来たので、簡単な説明を返信した。来来亭は、滋賀県野洲に本店がある滋賀県発信のラーメン屋。今は、大津市内を始め、京都にも支店がある赤丸急上昇中のお店だ。友人と4,5回行っているがいつも外で待たされる。
鶏ガラのあっさりしょうゆ味が基調だが、背脂がいいアクセントになっており、味わい深い。脂といえばこってりとかしつこいというイメージがあるが、決してそんなことはない。あと、チャーハンもおいしかった。たまごのやわらかさ、味も最高。また、店のいきおいよろしく、店員もいきいきと元気に働いている。「いらっしゃいっ!」「おおきにっ!」、声は大きいには大きいが、昨日の日記で書いた体育会系のようなおどろおおどろしさはない、魚がピチピチはねるようなイキのいい声だ。それでいて、口調は乱暴ではなく、サービス業には欠かせない品の良さもある。この店はすごい。滋賀の一大ムーブメントになる!そこまで思えてくる。
実は、この来来亭の某支店の側に、私が学生時代アルバイトをしていたラーメン屋の支店がある。週3回、まかないで店のラーメンと食べていた(おかげで太った…)私は、その味が忘れられず、今も全国の支店をめぐる旅を相方と共にしている。だから、この2軒が側に並んでいると、必然的に後者の店ののれんをくぐることになる。
ところが、店の対応のひどいこと、ひどいこと! ホール店員4人。客の入りは、日曜の割にすくない6割程度。にもかかわらず、かつてないほど待たされた。どんなに忙しい店でも、10分と待ったことないのに。20分待たされた。その上、チャーハンは、私が注文待ちをしているときに来た客に渡ってしまう。店員を呼びつけ、「さっきからずっとチャーハンが来ないんですが、どうなってるんですか?後に来た人の方が先に行ってるけど?」。すると、若い学生らしき兄ちゃんは「すみません」でもなく、今初めて注文を取ったかのごとく、「少々お待ちください」と言いくさりよった(あっと、私ったら…)。
おいおいおいおい。こんな前触れがあれば、料理なんておいしく食べれるわけがない。怒りを表すアクションは、スープを思いっきり残すこと。すすってなるものか!
この店、以前に何度も来ているが、ここまでひどくなかった。お客さんも、もっといた。何がどうなっているのかわからないが、このままだと客がみんな側の来来亭に流れるよ?一応、同じチェーン店で働いていたよしみ。忠告しようと、店内のアンケート用紙を手にするも、置いてあるエンピツは折れている。書いてくださいと言いながら、この態度は何じゃ。やる気か、こら?!
本気で腹立った。悪いけど、次ここに来たら、どんなに待ってもいいから来来亭に行こう。この店が赤字出してつぶれようが、知ったこっちゃないわ。なんでこんなに腹が立つにだろうか。店のため?店員さんのため?違う、違う。本当は自分の思い出が汚されているような気がしてガマンならなかっただけ。
そこそこ強い高校の野球部のは口うるさいOBが試合ごと、練習にまで出没する。中には、試合中の出場選手にヤジを浴びせる人なんかもいて、ほんまに腹が立つときもある。でも、ラーメン屋の1件以来、私の中にもその火種があることに気付いた。
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