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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年08月25日(日)
あるこの敦賀シリーズ後編 キラリ星 〜別の顔〜


 今回は、昨日見た試合で気になる選手のことを書きたいと思います。

☆乗替寿朗選手(若狭・1年・投手、一塁手…捕手?)

 実は、春の小浜市長杯で見たピッチャーが彼です。当初は、上半身だけで投げているという印象がすごく強かったのですが、今回は「そう言えば、そんな感じかなあ」程度にしか思いませんでした。

 私は、野球の技術オンチで、フォームとかよくわからないのですが、今日初めて投球フォームに注目してみました。当たり前なのですが、投球フォームは毎回同じよいうわけにはいかないんですね。いいとき、悪いときで、こんなにも違うんだということに驚き、なんで私は今までわからなかったのだろうとすら思えたのです。

 いい時は、投げ終わったときに上半身が真っすぐ捕手の方を向いているのですが、そうではないときは、投げてる途中で上半身が頭の上で誰かがマイナスドライバーのネジを巻いているようにキュルっと一塁側に回ります。そういうときも投球はたいがいボールなんですね。

 最初の試合では4番・投手として登場し2失点完投、後の試合では4番・一塁で登場。いずれにしても、チームの主力的存在なのでしょう。2つのポジションを守る彼を見せてもらった感想は、「別の顔やなあ」でした。投手のときは、長袖の安打シャツを着ていて、ファーストのときは半袖で、長い腕が露出されていたのもあるのですが、なんか漂ってくる雰囲気が違ったのです。

 ま、ポジションが違うので当然といえば当然かもしれませんが、投手の中には他のポジションにいるときにはすごく違和感を感じる選手とか、いません?ですが、少なくとも彼はそうではなかったです。投手のときは、みんなに守られながら投げている小さな男の子って感じだったのですが、ファーストのときは積極的に投手に声をかける兄貴肌を感じたのです。ちなみに、彼の背番号は「2」です。指導者は彼をキャッチャーとして育てるつもりなのでしょう。今後はキャッチャーマスクをかぶる彼を見てみたいものです。また、別の顔を見せてくれるかもしれません。


☆関戸拓人選手(敦賀工業・2年、三塁手)

 一番・サードの彼は、初回いきなり足元に死球を受けました。よほど痛いらしく、痛む場所を押さえながら、グランドに座り込んでしまいました。大丈夫?秋の大会、もうすぐやろ?無理しんどきや。と思いましたが、彼は足をちょっと引きずりながら、一塁キャンパスへ向かいました。

 ところが、その後、守備についてもまだ痛いみたいで、ポジションを取るときとかも、足のがぎごちない動きをしていました。今まで私が見てきた試合中にアクシデントがに見舞われてもなお試合出る選手は、特別な動きはないかぎり、「もう治ったんちゃうか」と思えるほど自然な仕草を見せていました。だから、サードにいる彼を見て、「本気で痛いんやで、ひっこめた方がいいんちゃう?」などと余計な心配をしてしまいました。

 ところが、中盤、彼は長打を打ちました。一塁へ、二塁へ、そして三塁へ…。走る、走る。それも、二塁ベースを蹴ったあたりから更にスピードが上がってたような気が。さっきまで、あんなんい痛がっていたのに、何あの走塁は?と「すごーい」と感嘆するより、拍子抜けの心境でした。ほんま別人のようでした。

 よくこのテの選手は試合終了後、「夢中で痛みを忘れてました」とか「もう大丈夫です」とコメントするが、それまでの彼を見ていると、どう考えてもこのタイプではないなあと思っていました。それだけに強烈に印象に残ったのです。ベンチが何故彼を下げなかったのか、結果が出てようやくわかりました。

 ちなみに、その後、彼は内野ゴロの間にホームイン。これが、チーム唯一の得点となりました。

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 余談ですが、今日8/25は私の誕生日です。27歳になりました。また一つ歳を取ります。どんどん実年齢と精神年齢の差が広がって行きます。トホホ(^^;)…。