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| 2002年07月01日(月) ■ |
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| 野球とバスと私。 |
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6/27に続き、仕事が入った。今度は3日間。久しぶりの収入源なんで喜ぶべきなんだろうけど、実は憂鬱。 理由は職場までの交通手段であるバス。本数があるのはありがたいのだが、駅から40分かかる上、学生で混み合う。「席を確保しなければ」と身構えるときの精神的ストレスは相当なものだ。
また、派遣の仕事の多くは交通費が出ないため、地元の人が時給900円でも、私の時給は実質800円にも満たない。でも、これと言った資格やキャリアのない私にはここでの仕事しか来ない。ああ、かわいそうな私…。(努力しろよ(^^;))
とはいえ、通勤などの時間を規制されたときや混み合うバスでなければ、バス移動は好きだ。地方の小さな町のバスや昼間や夕暮れに走る高速バスの窓際は何とも心地がいい。
練習試合観戦やグランド訪問をするとき、現地のバスを使うことがある。以前乗り間違えて痛い目に遭ったが、今では地元のバスを乗りこなして、お目当てのグランドにたどり着いたときは、ある種の快感を覚えるようになった。
そうそう、10年ほど前、応援校は甲子園に出場したとき、縁あって応援バスに乗せてもらったことがあった。父にそれ旨を話すと、「勝ったらお祭り騒ぎやけど、負けたらお葬式やで」と返ってきた。
かくして、乗車となったのだが、当時は父兄さんと話したことがなく、知らない人ばかりに囲まれ、異様に緊張していた。行きしなのバス、もっと景気がいいものかと思っていたが、あまりに朝が早かったため、みなさん爆睡状態だった。
その日の試合は、勝ったのだが、車内の雰囲気は朝を変わりなかった。みんな疲れておられたんだろうな、今ではそう思うことが出来るが、当時は「つまんないの」と舌打ちしたい心境だった。
それから、3年後、夏の京都大会で、応援バスに乗せてもらった。福知山球場での第一試合だったと記憶している。今でこそ、「そんなん、朝5時起きで行ったら余裕やん」となるのだが、当時は乗りかかった船だった。
車内の雰囲気は、3年前とそれほど変わらなかったが、当時と比べると父兄さんともずいぶんお話するようになっていたので、わりと居心地はよかった。
試合は勝った。気分よくしているとき。父兄さんがお弁当をくださった。私たちは、「すご〜い、バスに乗せてもらった上、お弁当ももらえてラッキ〜♪」と、早速弁当をパクついた。
…ところが、弁当の中身が残り少なくなってきたころ、あまり顔を知らない父兄さんがこっちにやってきて、「代金もらいます。2000円です」。やられた…。
私の財布の中には、2680円しか入ってなかった。今日はタダだとふんで、いらんお金が持ってこなかったのだ。ああ、危ない、危ない(汗)。
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