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| 2002年05月08日(水) ■ |
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| ごはんの上のゆかり |
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私は、食に快楽を求めているのかもしれない。だから、口にして気持ちいいと感じないもの、楽しくないものは、食べない。親が「体にいいから食べなさい」「そんなんじゃ、病気になるよ」と言っても、舌がアレルギー反応示すのだから仕方ない。
そんなわけで、私は好き嫌いが多い。その中でも、友人に言わせると、マヨネーズ・梅・しそは珍しいらしく、「何故そんなものに嫌いという感情が起こるのかわからない」と言う。
少し前、某大手企業が国産と偽って外国産の牛肉を市場に出し、世間を騒然とさせた。これを機に消費者にその食品の情報を明確に示すことの必要性を改めて痛感させられたが、私の場合、これをもっと身近に感じる。
たとえば、お弁当。 ごはんには当然のごとく、梅干しやゆかりがかけてある。あれ、嫌いな人間にしてはかなり辛い。梅干しはその部分だけを避けて食べることができるのだが、ゆかりは全体的にふりかけてあるので、避けようがない。それでも必死によけて食べるが、せいぜい本来の1/3食べれたらいいところだ。
事前に写真や説明書き等で、梅やゆかりがかかっていることがわかっていればそれなりに対処方法があるのだが、何も知らないで、さぞ当たり前のように出てくると、「偏食者に市民権はないのか!」と思ってしまう。お好みでかけれるように、分けておいてくれてもいいやんか。
たとえば、パン屋さん。 店の中で焼いて、その場で売るようなところは、たいてい材料表示がなく、商品の下に店員さんが書いた簡単な紹介文が書いてある。ここに、ある程度使用されているものが書いてある場合はいいのだが、若い女性の心をつかもうとこじゃれたことばかり書いてあって、何が入っているのかわからない場合がある。
気をつけてはいるが、ときたま、食べたらマヨネーズが入っていて「おぇ〜」となったことは一度や二度ではない。
大阪のお好み焼き屋やたこやき屋で、いちいち「マヨネーズ抜いてください」というものなかなか億劫。「マヨネーズ、いりますか?」とそっちから聞いて欲しい…。
そうそう、前、大阪駅の地下で食べたお好み焼きには、当たり前のように梅肉が入っていて、発狂しそうになった。店頭かメニューにちゃんと書いといてぇや。
まあ、それもこれも私のわがままなんだけどさ。でも、アレルギー体質の人の場合は深刻だ。下手したら死んでしまうから。そのとき、店の人はどうやっれ責任取るだろう。やはり材料表示や成分表示がきちんとしないと…。
そんなわけで、テレビをつけてナイターを見ると、必然的に聞きたくもない過剰実況や、分かりづらい解説、関係ない番組宣伝が耳に入ってくることが苦痛な方の気持ちのわからなくはない。
「それなら球場に来ればいい」。言うのはたやすいが、人にはいろんな事情があり、おいそれと球場には足を運ぶことはできない。
もう21世紀なんだし、リモコン操作で解説をオフに出来る機能や解説のグレードを選べる機能があってもいいのになあと思う。
今の解説、実は初心者にはわかりづらい。野球の基本的ルールは知ったものとして、進行しているからだ。私は解説者の話を聞いて野球を学んでいるが、最初は聞いても聞いてもちんぷんかんぷんだった。
でも、解説者やレベルを選択できたら、そういうこともちょっとはなくなるかなあ、と。
追伸:書店で、某有名スポーツ雑誌を立ち読みした。そこにライターらしき方の書いたエッセイがあったのだが、「スポーツは生で見ないと意味がない。テレビは真実を映さないから」といった類のことが書いてあった。びっくりした。この人、ほんまにプロ?失礼ながら、そう思ってしまった。
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