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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年03月29日(金)
どないせえっちゅーねん!


 バイトもひとまず無事に終え、明日は楽しみにしている関東遠征。朝が早いから早く寝よっと。そう思い、最後に受信メールの確認をして、パソコンの電源を切ろうと思った。すると、1通の新着メッセージが私宛に送られてきており、睡眠どころではなくなった。

 メール内容は、個人のプライバシーにかかわることなので、書くことができないのだが、いろいろ調べていくうちに気持ちがどーんと重くなってしまった。

 ネットを始めて1年が経つにもかかわらず、自身の不勉強で知らないことが多い。

 実は、私たち一般人が個人の趣味としてつくる場合においても、高校野球に関するHPの作成には、「高野連の承認を原則とする」というのだ。お恥ずかしい話、今、始めて知った。だから、このHPも承認されているわけがない。(かといって、承認がなくても、罰則や法的な制裁を施すとは書いていなかったが)

 平成8年夏、日本高野連第5073号として、インターネットに関する高野連としての対処方法が通達されていたのだ。もう6年も前の話。

 当HPは、高校野球だけを扱っているわけではないので、いくらでも逃げ道はある。でも、内容の大半を高校野球が占めている以上、万が一のときのためにこれをしっかり留意しておかねがならないと思っている。

 さて、数多(あまた)ある高校野球のHP、一体どれだけの管理人さんがこのことをご存知で、実際に承認されているHPはあるのだろうかと思った。でも、そんな話、聞いたことない。

 また、「高校野球のHP」の基準は一体何だろう。たとえば、コンテンツになくても、野球日記で高校野球のことを書いていたり、掲示板にときどき高校野球の書き込みがある程度でも、やはり「高野連の承認が原則」なのだろうか。

 興味本位な内容って具体的に何だろう。高校野球の健全な発展が疎外されるものって具体的にどんなことなのだろう。

 私は私なりに、選手やチームに迷惑のかからないよう、最低限節度と細心の注意を払っているが、世間の標準が私でない以上、私が興味本位なことや、高校野球の健全な発展を疎外することを書いていないとは言い切れない。はっきり言って、わからないのだ。

 文面には「指導する」とか「弾力的な取り扱い」とか、まあ、えらい言葉が並んでいる。大半の方は、ただ高校野球が好きで、応援したいという気持ちからHP作成に踏み切っているのに、なんか悪いことでもしているかのようだ。

 とはいえ、ちょっと言葉は悪いが、ここまで取り締まろうとする高野連側の考えにも頷けないわけではない。インターネットは、まだ無法地帯と言ってもよく、本当の意味で、高校野球の健全な発展を疎外するものがないとはいえないからだ。

 このままじゃ、気持ち悪いから、とりあえず承認してもらおうじゃないか。早速、日本高校野球連盟のHPにアクセスした。

 ところが!
 メールアドレスが記されていないのだ。これでは、承認をしてもらいようがないではないか。

 それなら、電話か手紙だ。
 そう思って、住所や電話番号を探すが、それもなし。一体、どうすればええねん!

 ま、電話番号は「104」で調べるという手段もなきにしもあらずなのだが、それにしても、「承認を原則とする」と通達しておきながら、その手続き方法はおろか、連絡先すら記さないなんて、不快感というより、カルチャーショックの方が強い。

 一体、どうすりゃええねん。ほんまに。

 とりあえず、頃合いみはらかって電話してみますか。
「あ、もしもし。日本高等学校野球連盟さんですか?私、○○(本名)と申しますが、高校野球のHPを作っているのですが、なんかそちらに承認してもらわないといけないとのことで、どのような手続きをとればよろしいのでしょうか?」

 ああ、怖い。
 私、電話苦手やねんか。