2007年02月23日(金) ジャージ。

昨日の日記には書けなかったが、
昨日の夜は彼女を自宅に送る前に、
後輩のところに寄った。

この3月いっぱいで仕事をやめるヤツの職場だ。
ヤツの職場は小学校のグラウンドにある。
夜中に白く光る照明をたいてボールを追いかける姿を見つめる。

彼は足が短かった。

僕と彼女はグラウンドの端から、
小学生に指導している彼を見ていた。

足が短いだとか、えらそうに!だとかなじるものの、
当然そいつには聞こえないし、
逆光だから見ることもできないだろう。

僕はずっと彼の姿を見ていた。
大体3,40分は見ていたかな。

「その仕事はやめとけ」

と言った僕の言葉を、打ち消すかのように、

「俺はこれをやります」とだけ言った。

生活していけないほどの給料と、
水道代・電気代も払えない生活。

同じ学年の子たちが順調な就職してからの生活を送る中、
休みは定まらず、一ヶ月に一日も心休まる暇がなかった。

きっと不安だったと思う。
将来について何も考えていなかったわけではない。

ただ、人より歩幅が狭いだけで、
だけど、それがすごく考えなきゃいけないことでもあったと思う。

彼は両腕にボールを抱え、
小学生を見つめていた。

人生に正解や不正解がそこにあったとして、
その判断基準は一体何なのだろう。

やはり、終わってからでないと分からないものなのか。

ミュージシャンを目指して都会に出たあいつは・・・。
もうしばらく連絡をとっていないあの旧友は・・・。

「今」というコノ瞬間がその結果であり、
それは過程でもある。

だけど、「今」がやはり感じるところであり、
我慢も今しかできないこと。

きっと彼は耐えていたんだろうなと思う。

今思えば、男気の強い彼だから、
きっと屈辱感にさいなまれたこともあったのではないかと思う。


俺の1個したのソイツは、
大学祭の実行委員長だった。

ソイツの好きな子が俺の仲の良い女の子で、
お互い好きって分かってるのに、
それを言わずに、何とか二人だけで勇気を出してほしいと願っていた。

僕が4年で彼が実行委員長のときに、
僕はカラオケ大会の決勝戦で、
勝ち負けなんかどうでもよくて、
審査委員長と副委員長を務める二人に言った。

マイクを持って、二人を見て言った。

「お前ら両思いやって!!」

事情が分かる人、分からない人がいる中、
司会に「誰のこと?」と聞かれても何も答えずにステージを降りた。
固まっている二人を見て、笑った。

大学祭最後の挨拶に立ったソイツは、挨拶が終わっても
知り合い(俺の後輩)に押し上げられステージに立ち、

告白した。

「世界の中心であいを叫ぶ」が大ヒットした年で、

彼女が「OK」を出した瞬間に「瞳をとじて」が流れて、
時間いっぱいでブレーカーさえ落としにいこうとした
学生課の課長がブチ切れていた。

イベント会社のはからいだった。


俺の思い出の中にソイツは結構いた。
情けないなぁと思うこともあるが、
とても男らしい男だとも思う。

今、次の職場を探して、がんばっている。

まだまだ、負けてねーぜ。
がんばる時はいつだって「今」
明日や明後日じゃないんだぜ。


彼がサッカーボールを蹴る姿を見ながら、
いろんなことを思い出していた。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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