史跡めぐりのウォーキングの取材に行ったら、 高校の時にお世話になった保健室の先生がいた。
よく保健室には行ったもんだ。
自分が看護士や福祉士を目指していた時期に、 先生にいろんな話をしてもらったり、勇気付けられたこと、 今でも覚えてる。
卒業式に先生と撮った写真は今でも大切にあるよ。
相変わらず色白な先生。 話しかけようとしたけれど、 うまく話しかけられなくて、タイミングが見つけられなくて。
大学生の頃に、
「sk君、タバコはやめなさいね」
って叱られて以来、会ってないな、覚えてくれてるかな。
覚えてもらってなかったら寂しいなという気持ちから、 なかなか話しかけることができずに、 ずっと後姿を見て、一人満足していた。
ある歴史的な建築物に入った時に、 カメラを担ぎながら歩く僕に先生は言った。
「靴の紐、とけてるわよ。 こけると危ないから早くなおし。」
「あ、はい。 ありがとうございます」
「にっこり。」
それだけで満足だった。十分だった。
大学の時に、先生に聞きたかったことがあった。 「エッセイ」に残してあった。
以下はエッセイ「2月28日」から抜粋。
- - - - - - -
でもさぁ、先生。 毎日俺の迷いを聞いてくれた先生に今日会って聞きたかったよ。 高校の制服じゃなくても、先生は聞いてくれるよね?
聞いてほしかったよ。
夢もってるけど、 いつまでもをそれ持続するだけの力は俺だけにはなくて、 俺はヤッパリ多くの人に支えられて、迷惑かけて生きていて、 そういう弱い存在なんだってことにね。 大好きな彼女がいて、幸せすぎて怖かったり、 謝りたくても、どうしても謝れないそんな時はどうしていいのか、 これからのいっぱいの不安はどうして乗り越えていけばいいのか。
俺は今何処に立っているのか。 先生なら知ってるよね・・・。 俺迷ってばかりで、過去に捕らわれて、誰か傷付けて、 一人妄想にふけって、自己をいつも犠牲者だと思って、 平気で誰か傷付けて、誰かを笑ったりして、
俺はそういう存在だけど、
何かやっと大切な人って思える人に出会えて、 俺は今幸せすぎるよ。 こんな俺なのに幸せでいいのかな。。。。。。
なぁ、先生...
俺は、先生に誇れるような男に、少しは近づいたんだろうか?
- - - - -
先生、 俺はちょっとは先生に誇れる男になったって思うぜ。 今も昔も変わらない悩みもあるけれど、 その中でも何とか自分自身を見つめなおして、 がんばって生きているぜ。
先生の変わらない優しさになんかすこし励まされた気がして。
先生の後姿に思う。
「立派な大人になりますとも!」
|