永久という名の瞬間
2003年10月15日(水) カウンセリングにて

 私は今年の6月頃から、学校のカウンセリング、通称『学生相談室』に通っている。
 (『学生相談室』に通うメリットは、相談してもタダだという点)

 で、とうとう私の病的な部分に名前が付けられた。

私がやっている事・・・私が腕をカッターで傷つけることは、正真正銘『リストカット』だと。

 私は今まで、自殺を目的に手首を切る事がリストカットで、それに至らない自分のキズは、ためらい傷か、鬱憤のはけ口かと思っていた。
 そう私が口にしたら、先生はこともなげに、「うん、リストカットも領域の範囲が大きいからね・・・酷いリストカットから、軽いリストカットまで・・・」と答えた。
 要するに、自分のどこかをカッターや剃刀で傷つけることは、病的なんだと。


 そうなってくると、私は私が普通であるのか、とても心配になってくる。
 私は大部分の学生と同じく学校にも通えるし、試験勉強だってできる。本も読める。
 でも、それを苦痛に思うことは学生のほとんどだから、私がその日常生活を苦痛に思うのは私の怠け癖かと思っていた。・・・なにしろ私は怠ける理由が欲しいために、なんだってやる性格を持っている。
それに対しても先生はそういう考えも、病的なんだとのご意見を下さる。
「だって貴方は辛いでしょ?」と。
じゃあ、私は人格障害なんですか?と質問したら、これも、「うん、人格障害も幅が広いからね・・・極めて『普通』に近い、人格障害だね」と。

・・・なんじゃそりゃ。

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しかし私は、私がどこにいるのかわかった方が心強いわけで。
 なんとなく、地に足がついた気分になった。

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photo by 東雲