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2022年04月15日(金) ■ |
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沼地には何も育たない。 |
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映画「沈黙 サイレンス」(マーティン・スコセッシ監督)から。 作品意図とは関係ないが、気になるフレーズを見つけた。 「この国は、沼地だ」「沼地には何も育たない」 「日本という沼に負けたのだ」と「沼」に関する表現が多い。 だから、布教しようと努力したが、宗教の芽が育たなかった。 そんな比喩に使っているのだが、なぜか私の頭に浮かんだのは (全国には「沼」の漢字を使っている自治体は数あるけれど) 隣接している「沼津市」という、自治体である。 電報で「ぬ」を説明するのに「沼津の『ぬ』」を使ったほど、 静岡県東部では今でも主要都市となっている。 (空襲も受けた都市であることでも、国内で重要都市だとわかる) 私の生まれ故郷でもあるし、なんとか盛り上げたいと思うのだが、 市域も広く、なにから手を付けたらいいのか、わからない。 ただその原因は「沼」という地名の持つイメージかな、 と感じたから、この台詞を取り上げてみた。 長年の懸案だった、鉄道高架事業もやっと、動き出したことだし、 市全体の拠点整備計画も進み始めた。 もちろん、異論反論はあるとは思うが、歴史だけにとらわれず、 市名変更なども、イメージチャンジするには、いいのかもしれない。 そんな簡単なことでないことは、承知だけれど、 「沼」のイメージが「沼地には何も育たない」だとしたら、 明るい「沼」のイメージを打ち出してみるのも方法かもしれないな。
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