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| 2021年07月01日(木) ■ |
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| 降りますランプ |
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NHKラジオ「文芸選評」(短歌)のメモだった。 出題テーマも忘れてしまったけれど、 なぜか記憶に残っている短歌がある。 「終バスに2人は眠る紫の降りますランプにとり囲まれて」 遊びなのか、仕事なのかもわからないけれど、 疲れてしまって、どちらかの肩に頭をのせている、 その周りを、ワンマンバス特有の「ランプ」が点灯している。 それも2人を囲むように「紫色」が際立つ、 そんな情景が浮かび、いい作品だなぁ・・と感じた。 しかし、面白い解説があった。 (すみません、選者も忘れてしまいました。(汗)) 実は私たちが、あっ、あれね・・とイメージしているのは、 「降りますランプ」ではなく「止まりますボタン」。 私にとって、へぇ、そうなんだ・・という発見もあったし、 現実を短歌にするからと、正直に表現したら、 「終バスに2人は眠る紫の止まりますボタンにとり囲まれて」、 これでは、字余りにもなるし余韻がないな、と感じた。 今考えると、押すのは乗客の私たちだから「降ります」がいい、 「止まります」だと、主役が運転手だもの。 まぁ、どっちでもいいんだけど、 単語1つで、こんなにイメージが変わるんだなぁ。
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