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| 2021年05月13日(木) ■ |
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| 会話は誠実でなければならない |
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映画「プライドと偏見」(ジョー・ライト監督)から。 原作は、ジェーン・オースティンの同名小説「高慢と偏見」 原作がしっかりしていると、安心して観ていられる、と 何度か映画レビューでも書いた。 最近のラブストーリーは、キスシーンやSEXシーンまで、 とにかく触れ合うことで、愛しあっていることを表現するが、 この作品は、そういったシーンは皆無だけれど、 2人が少しずつ惹かれ合うことが感じられる作品とも言える。 主人公の名は、女性が「エリザベス」、男性が「ダーシー」。 最終的には、ハッピィエンドとなる2人であるが、 冒頭、詩、愛情について意見を交わす場面がある。 女「詩には愛を遠ざける力があるんですね」 男「詩は愛の糧かと・・」 女「詩は強い愛には糧ですが、弱い愛には毒です」 男「愛情を育てるには?」 女「相手にそそられなくても踊ることです」 この会話の前に、ダーシーがエリザベスの印象を 「悪くないが、そそられはしないな」と語ったことを知り、 こんな会話へと続く。 イギリス田舎町の素敵な景色と重なり、作品全体が美しいし、 「彼はとても誠実です」「会話は誠実でなければならない」など、 「誠実」という言葉が浮かび上がったラブストーリー。 そう言えば、最近「誠実」という言葉、聴かなくなったなぁ。
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