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| 2021年01月24日(日) ■ |
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| あたしは推しを、きちんと推せばいい。 |
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書籍「推し、燃ゆ」(宇佐見りん著・河出書房新社刊・125頁)から。 話題の本は、巷の騒ぎが少し落ち着いてから・・が私の読書法であるが、 今回は、マスコミ各紙の「沼津出身」(隣市)の見出しに心が惹かれ、 大型書店が4店もある「本の町・清水町」に恥じないよう(汗) さっそく地元書店で購入して、なんと数時間で一気に読み終えた。 ネタバレになるので、あまり詳しく書かないが、読み易さは類をみない。 それもそのはず、毎日、SNSの投稿を読んでいる私にとっては、 その延長戦のような感じで、抵抗なく読めたのかもしれないが、 逆にいうと、申し訳ない、あまりメモするような台詞は少なかった。 アイドルグループの追っかけをしている女性の日記、 色々なことに悩みながらも、生き続ける姿を盗み読みしてしまったような、 なんとも複雑な想いが私の心に残った。 「ネタがそうあるわけでもないのにブログを毎日更新した。 全体の閲覧は増えたけど、ひとつひとつの記事に対する閲覧は減る。 SNSを見るのさえ億劫になってログアウトする。 閲覧数なんかいらない。あたしは推しを、きちんと推せばいい。」 SNSに繋がっていると、ついつい閲覧数も「いいね」の数も気になるが、 それを敢えて振り切ろうとした決意が私の共感を生んだ。 SNSは、単なる「推し」方法のひとつであり、全てではない、 目的は「推す」対象を、きちんと「推す」ことであり、 他人の意見に惑わされない・・そんな想いが伝わってきた。 今風の文体だから、賛否両論だろうな、この作品。
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