
|
 |
| 2020年10月01日(木) ■ |
 |
| 人に嫌われるのはいい、でも家族への脅迫は・・ |
 |
映画「黒い司法 0%からの奇跡」 (デスティン・ダニエル・クレットン監督)から。 映画「グリーンブック」(ピーター・ファレリー監督)では、 「才能だけでは十分じゃないんだ。勇気が人の心を変える」を ピックアップしたが、アメリカ南部の黒人差別は、 昔はこんなにすごかったのか・・と考えながら観ていたが、 メモの年代を見て驚いた。 ずっと昔の話ではなく、ほんのちょっと前の話だったから。 映画「グリーンブック」でも私は既に生まれているし、 今回の作品では、私はなんと成人として働いていた。(汗) そんな年代に、こんなことが起きているとは・・愕然とした。 さらに、差別撤廃のために立ち上がった主人公だけでなく、 それを応援しようとした、白人にまで火の粉が降りかかる。 非難覚悟で活動している自分は何されようと諦めているが、 「人に嫌われるのはいい、でも家族への脅迫は・・」 と訴えた白人女性の気持ちが心に刺さった。 現代でも変わらない、匿名での誹謗中傷や脅迫は、 自宅に爆弾を仕掛けたなどの家族まで巻き込んだ脅迫だったから、 その卑劣さが際立った。 最後に残った感想は、主人公に卑劣な態度をとった警察官たちは、 何も処分されないのだろうか・・という疑問。 弁護士が身体検査だと言われ、全裸にさせられたシーン、 理由もなく車を止めて降りろ、と銃口を向けたシーンなど、 この屈辱こそが、主人公の絶対に諦めない、という 執念に繋がった気がする。白人たちは自業自得だな。
|
|