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| 2020年04月27日(月) ■ |
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| 「くりまるな」とか「ゆ〜っとするんだな」 |
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(気づいたら、最近、新型コロナのネタばかりだったので・・(汗)) 今回は、映画「長いお別れ」(中野量太監督)から。 書籍「長いお別れ」(中島京子著・文藝春秋刊・263頁)を読んでから、 もう1年半以上が過ぎたが、案外、ストーリーを覚えていた。 当時「お父さん、つながらないって切ないね」を取り上げ、 今回も「この頃ね、いろんなことが遠いいんだよ」「遠いって?」 「いろんなことがね、あんたたちやなんかもさ」 「遠いのはやっぱり寂しいよね」の会話が気になったけれど、 もっと面白いシーンにぶつかった。 もし仮に、認知症で徘徊したり、行方不明になっても、 携帯電話の「GPS」機能を利用して、居場所がわかる、というシーン。 その「GPS機能」を説明する娘2人と、母親との会話。 「ジー・ピー・エス?」「そう、GPS付きの携帯を持たせとけば、 もし不意に出て行っても、いつでもどこにいるかがわかるの」と、 認知症の父親に携帯(GPS機能付き)を持たせようとするが、 母親は「うん…」とあまり気乗りがしない。 そして、私を笑わせてくれた一言。「でもお父さんだって男よ、 今どこにいるか、知られたくない時だってあるんじゃないかしら」 真剣な顔つきで、反論した姿がとても楽しかった。 それに対して、バッサリと「ないと思う」と即答した娘との対比。 夫婦と親子の差なのかもしれないが、メモ帖を騒がせた。 「まぁ、そう、くりまるな」とか「それはな、うん、ゆ〜っとするんだな」と 感覚が言葉になってきた時、意味はわからないが、 「ゆ〜っと?」と訊ねたら、「ゆ〜っとだ!」と自信げに答える会話で、 なんだか、ほっとしたのを覚えている。 あれっ、原作にもあったかな、こんな場面と、会話。 仕方ない、もう一度、読み直しだな。
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