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しもさんの「気になる一言」
しもさん
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2019年10月10日(木)
四葉のクローバー・・誰かのために残しておくって。

映画「人魚の眠る家」(堤幸彦監督)から。
原作が、東野圭吾さんの同名ベストセラーだったから、
ストーリー的には、ラストまで安心して観ていられたが、
なかなか難しいテーマを、よくここまで表現したな、と感じた。
「(今の日本では)極端な言い方をすれば、脳死と心臓死、
どちらの形で命を終わるか選ぶ権利があると言うことです」という
医師の説明に、妙に、日本らしいな、とメモをした。(汗)
植物人間に刺激を与えて、脳波とは関係ない伝達手段で、
体の一部を動かす行為が、
「人間の技術が関われることを許される範囲」かどうか、
それとも、神の領域なのか、いまだに分からない。
ただ「植物人間状態の人間を殺して、殺人罪に問われるかどうか」
これも「人は二度は死なない」という台詞に、私の心は揺れた。
「臓器提供」の問題についても同じで、自分の意見が定まらない。
そんな中、こんな話がメモに残されていた。
母親が父親に事故にあった娘の性格を伝えるシーン。
「前に公園でね、瑞穂が四葉のクローバー見つけたの。
『それ見つけたら幸せになれるんだよ、持って帰れば?』
って教えたら、なんて言ったと思う?」
「瑞穂は幸せだから大丈夫。誰かのために残しておくって、
そういう子だから・・」と泣き崩れるのだが、私も涙腺が緩んだ。
そしてラストシーン、彼女の臓器は、誰かのために役に立つことに。
重たいテーマだったけど、いい作品だっなぁ。