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| 2019年05月17日(金) ■ |
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| ムッとする匂いは、木の花が咲いてる証拠 |
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GWを過ぎた頃から、毎朝の通勤で気になるのは、 柿田川公園に足を踏み入れた途端、鼻を突く「ムッ」とした匂い。 真夏に、突然夕立が来るな、と感じる時の、 あの直前に鼻につく、土埃の匂いにも似ている。 決っして、いい香りでもないし、お勧めできる匂いではない。 けれど、この匂いが何を意味しているのか、 その後、柿田川公園の木々がどうなっていくのか、 そんなことに思いを馳せると、あぁ、またこの季節がきたな、と 一年の過ぎゆく早さに、驚かされるばかり。 そう、この匂いは「木の花が咲いてる証拠」。 特に、 シイの木とか、ドングリがなる木は、匂いが強いので、 今年も、しっかりドングリの味を付けて、 秋には子供たちを喜ばせてくれるに違いない。 知らぬ間に、ウグイスの声は消え、また違った鳥がさえずり出した。 この柿田川公園の面白いところは、知らぬ間に季節が変わるのではなく、 その季節ごとに、人間の五感を刺激してくれる出来事がある。 今しばらくは、木々が一所懸命、命を繋ごうとしている匂いを 味わって過ごしたいものである。
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