
|
 |
| 2019年01月15日(火) ■ |
 |
| 君は、真面目な企業戦士だったが、戦士に死傷はつきものだ |
 |
映画「トレイン・ミッション」(ジャウム・コレット=セラ監督)から。 これから起きようとする事件の冒頭に、 主人公が路頭に迷うような、こんなシーンがセットされている。 長年の勤めてきた会社から突然、解雇を宣告された主人公は、 唖然としながら「もう60歳なんだぞ」と抵抗する。 そんな感情に訴えた台詞を無視するように、 「会社の判断だ」と吐き捨て「成果が雇用条件に合わない」と言い、 最後に、トドメを刺すフレーズが待っていた。 「君は、真面目な企業戦士だったが、戦士に死傷はつきものだ」 リストラされる側の立場で観ていた私だが、 逆にリストラする側の立場に立つと、この翻訳には唸った。 「企業戦士」とはよく言ったもので、それを逆手にとって 「戦士に死傷はつきもの」と表現するところでメモをした。 この後、いつも通勤に利用していた電車の中である事件に巻き込まれ、 究極の判断に迫られながらも、問題を解決していく。 ストーリー全体をワンフレーズにすると、ある本の評価を重ねて 「男の真価は嵐の時に分かる」ということらしいが、 やや消化不良のまま観終わった気がする。 こんな嵐は、なかなか経験できるものではないから・・。
|
|