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2018年03月15日(木) ■ |
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「しくじれば、我々は死ぬんだぞ」「彼も死ぬわ」 |
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映画「アルゴ」(ARGO)(ベン・アフレック監督)から。 イランの革命で、アメリカ大使館から脱出したアメリカ人が カナダ大使の自宅で身を潜め、出国の機会を狙っているが、 見つかれば当然殺される、そんな現状の中で決行された、 人質救出作戦である。 当初、いろいろな案が提案されるがどれも現実的ではなく、 残ったのは、カナダの映画撮影スタッフに扮して出国する計画。 作品のタイトル「ARGO」も、ニセ脚本の1つ。 他にも「我らの家」「監視」「よき人生」「鎮魂歌」など。 「ARGO」とは、辞書によると「ギリシャ神話」の一部、 「アルゴー船」のことを指すようだ。 (JasonがArgonautsを率いてこの船で遠征し、 金の羊毛(Golden Fleece)を獲得した)とある。 何か、この事件解決を匂わせるような単語だなぁ。 (完全な読み違いの可能性もあるけれど・・(汗)) 選んだ一言は、助けに来た主人公が、人質たちに呟く。 「この作戦を絶対成功させる、僕を信じて欲しい」と。 しかし、失敗の可能性が高く、死の恐怖が襲う。 「しくじれば、我々は死ぬんだぞ」と消極的な意見もわかる。 それを納得させたのは「彼も死ぬわ」という女性の台詞。 彼は、自分の命を捨ててまで、私たちを救いにきてくれた。 本気になって「他人の命」を守ろうとしてくれているのよ、 私たちこそ、彼の勇気に感謝し、信じましょう、 そんな気持ちが伝わってきた。 これが実話だというのだから妙に説得力がある台詞である。
P.S. クリントン大統領がアルゴ作戦の機密扱いを解除
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