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| 2017年12月18日(月) ■ |
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| 1人の市民だ。それ以上でも以下でもない。 |
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映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」(ケン・ローチ監督)から。 2016年6月24日、EU離脱が国民投票によって正式決定した、 イギリスの市民感情が知りたくて、この作品を観たくなった。 2016年・第69回カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞したのも、 偶然とは思えず、ますます興味関心が膨らんた。 冒頭からメモは増えたが、やはり主人公が最後に (朗読するはずたった)「申立書」の全文が、全てを表現している。 「私は依頼人でも、顧客でも、ユーザーでもない。 怠け者でも、たかり屋でも、物乞いでも泥棒でもない。 国民保険番号でもなく、エラー音でもない。 きちんと税金を払ってきた、それを誇りに思ってる 地位の高い者には媚びないが、隣人には手を貸す。施しは要らない。 私は、ダニエル・ブレイク。人間だ、犬ではない。 当たり前の権利を要求する、敬意ある態度というものを。 私は、ダニエル・ブレイク。1人の市民だ。 それ以上でも以下でもない。ありがとう。」 真面目に生活している人たちの、心の底からの叫びは、 単なるクレイマーの大声とは大きく違う。 作品の中で、主人公、ダニエル・プレイクは、 壁にこう落書きし、市民の多くから喝采をあびる。 「飢える前に申し立て日を決めろ。電話のクソなBGMを変えろ」 これが、今のイギリスの実体なのだろうか。 国民にとって「EU離脱」が何かを変えるのだろうか?
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